〇また伸びた平均寿命
寿命には2つのデータがあります。1つは平均寿命です。2015年の日本人の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳で、いずれも過去最高を更新したようです。女性は14年まで3年連続で長寿世界一でしたが、15年は香港(87.32歳)に次ぎ世界2位でした。ちなみに男性は前年の第3位から4位に下がったようです。しかし女性は0.22歳、男性は0.29歳の伸びで、男女の差は少し縮まって6.26歳です。
三大疾患といわれているガン・心疾患・脳血管疾患などの死亡原因が、治療や薬の進歩で改善されたためと厚労省は分析していますが、昔は生きたくても生きれなかったのに、今は死にたくても死ねない、長生きできる世の中になったのです。しかし平均寿命が伸びたからといって手放しで喜べないのが健康寿命です。平均寿命から介護や病気で寝たきりの期間(自立生活が出来ない期間)を差し引いたものが健康寿命ですが、男性も女性もその差は7~8年もあり、高齢者の介護のあり方が大きな社会問題となっています。
人間は誰しも老いを迎えやがては死にますが、ニコニコ・ピンピン・コロリンシャンとはゆかないのです。ゆえに平均寿命もさることながら、健康寿命を出来るだけ伸ばすことを自分自身の問題として捉え、日々怠りなく努力しなければなりません。体力・気力・知力を保持するため運動や学びに心がけ、食事にも気を使い、いい人生を謳歌したいものです。私が常々提唱している健康寿命を延ばすための1・10・100・1000・10000+10万・1百万・1千万・1億運動は、多分いい方法だと自画自賛しています。私も男性の平均的健康寿命に近づいてきました。せめて目標はあと15年健康寿命を延ばしたいと思っています。
「日本人 天井知らず 寿命伸ぶ 喜ぶ前に 健康寿命を」
「長生きを しても寝たきり 何になる 健康保ち 人生全う」
「今日もやる 1・10・100・1000 言い聞かせ 自分の体 自分で守る」
「幸せは 夫婦で長生き 健康で 言いつつ今日も 食後の薬?」