〇雨天時メニューの子ども体験塾(その1)
たった一日なのに、台風11号に翻弄された昨日と、台風一過の今日とでは、こんなにも違うものなのかと思わせるほど今日は天気が回復し、夏の日差しが照りつけています。多分台風が梅雨前線まで連れて行って、梅雨明けしたような雰囲気です。
今日は子ども体験塾の底引き網体験の予定でしたが、海岸線は海が穏やかに凪いでいるように見えても、中海に出るとうねりが高いと判断して、底引き網体験プログラムを中止し、あらかじめ予定していた雨天時プログラムに変更することを、昨晩の時点で決めて、昨日のうちに連絡網を使って子どもたちに連絡をしました。
雨天時プログラムは底引き網体験に変えて、共栄網のイワシ加工場の見学を予定しました。午前7時10分に地域事務所のロビーに集合し、開会式が行なわれました。少し時間的な余裕があったので、双海町の漁業について実行委員長の私が薀蓄を垂れました。運よく地域事務所のロビーには、親父が造った巾着網船団の模型が展示されていて、話が随分リアルになったような気がしました。
その後海岸国道の路側帯を歩いて、台風一過の伊予灘を眺めながらイワシ加工場へ到着し、和田工場長の案内で工場内をつぶさに見学しました。私も新築なった加工場の中を見学するのは初めてだったので、興味津々でした。煮干し加工とチリメン加工の2ラインを見たり、-20度の冷凍庫の中へ入れてもらったり、子どもたちは大喜びでした。
そのうちチリメンを積んだ中積み船が岸壁に接岸し、国道下のトンネルを潜る長いホースを通って工場内へ入る姿も見ることができました。会議室で子どもたちは熱心に和田工場長に質問していましたが、台風のお蔭で違ったいい体験ができたようです。
その後元来た道を引き返し、上灘漁協の2階にある調理場まで帰り、漁協役員さんの指導で鯛や鱧、サメのさばき方実演があり、子どもたちも調理体験をさせてもらいました。この日のメニューはタコ飯、鯛とタコの刺身、鱧のお吸い物、それに鱧とサメの天ぷらでしたが、子どもたちはそのおいしさに大満足の手合いで、何度もお代わりをしていました。昼食後のレクレーションや、灘町海岸・シーサイド公園の清掃ボランティアも楽しい思い出となりました。
「台風で 底引き体験 変更し 加工場見学 それも充実」
「町内に こんな工場 あるなんて 目を白黒し 熱心見入る」
「鯛に鱧 タコサメ使い おご馳走 みんな満足 何度もお代わり」
「夏祭り 前の公園 ボランティア 海岸清掃 汗を流して」