〇今月の五行歌
昨日松山五行歌会を主宰する見山あつこさんから、6月の歌会報告が届きました。相変わらずの駄作ながら投歌していたので封を切り、出席歌、欠席歌の順に目を通しました。私の6月の欠席歌は次のとおりです。
若い頃は
背筋を伸ばして急ぎ足
今はつまづかないよう
下を向いてゆっくりと
同じ自分なのに
歌の後に次のような寸評が書かれていました。心を見抜かれてような寸評に、思わずにっこりしました。
☆今の私と同じだわという人が、若い頃と歳をとってからでは。歩幅も姿勢も変わってくるものですね。今日はショーウィンドウに姿を映して颯爽と歩いて来ましたと池内さん、歩き方の知識を学んで、踵(かかと)から歩いていますという感想はまあこさんから、歩き方を詠っているようですが、ご自身の人生の歩み方を含んでいるようにも捉えられますね。
出席歌一席は紅梅さんの次の歌でした。
物を片付けて
身軽になろう
台所を片付け
娘を片付け
夫を・・ オッと失礼
欠席歌一席は不徳竹さんの次の歌でした。
おいしかった!
生きていて良かった
ごちそうさま
そういう母を見て
私も生きてて良かったと思う
「詠んだ歌 人それぞれに 人生の 機微が滲んで 納得手合い」
「浅学の 自分自認し 投歌する おこがましくも お恥ずかしくも」
「そういえば 今と昔じゃ 歩き方 随分違うと ショウウインドウ見る」
「つまずかず 歩けるように そのことを 気にして下を 向きつつ歩く」