人間牧場

〇雑草ハコベをスムージーにして飲みました。

 一年納めの九州場所が始まると、北西の季節風が強まって、一気に冬支度といった感じですが、今年の秋は昨日まで暖かい日が続いたため、家の横の家庭菜園ではキャベツに青虫がまだ沢山いて、毎日腰をかがめながら暇を見つけて青虫取りをやりました。消毒をしない無農薬の安心安全を目指す野菜作りも、中々骨が折れるものです。加えてもう雑草が休眠に入る時期なのに、このところの温かさと露をいっぱい含んで、野菜にまとわりつくようにハコベ草が蔓延っています。

スムージーにして美味しく飲んだハコベ(ヒヨコ草)
スムージーにして美味しく飲んだハコベ(ヒヨコ草)

 昨日は松山から講演を終えて帰宅後、野良着に着替え畑に出てハコベ草を手鍬で抜く作業をしました。私が子どものころわが家ではニワトリを飼っていて、この柔らかいハコベ草をヒヨコが好んで食べることから、ヒヨコ草と呼んでいて、畑のヒヨコ草をまな板で細かく切り、ぬかを混ぜてヒヨコの餌にして与えるのは私たち子どもの役割でした。ヒヨコ草を食べたり地中のミミズ等を食べるからか、ニワトリの産んだ有精卵の黄身は真黄色で、箸でつついても中々破れないほどで、卵かけご飯にして食べるのが唯一のご馳走でした。

 後で知ったのですがハコベは、春の七草ハコベラともいわれ、人間が食べてもいい雑草なのです。わが家では毎日大根葉や小松菜等を毎朝収穫して、果物と一緒にジューサーにかけてスムージーという飲み物を作って、健康のために飲んでいますが、ハコベ草も七草であるのなら雑草として処分するだけでなく、スムージーにして利用したらどうかと思い立ちました。今朝は昨日の昼頃から強くなった北西の風が一段と強くなり、車庫の上の発電用風車も勢いよく回って、寒さが一段と増していますが、思い切って畑に出てハコベ草を一つまみ収穫して来ました。妻に頼んでスムージーにしてもらいましたが、色も鮮やかで美味しく飲むことができました。これで元気もリもリです。

  「雑草と いわれるハコベ 抜き取って 果実とともに スムージーして飲む」

  「緑濃い ヒヨコ草入れ スムージー 妻は半信 半疑で飲まず」

  「畑では 春の七草 ハコベ草 雑草処分 意味もないまま」

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