〇10月の五行歌
先月の五行歌歌会の報告書が見山あつこさんから届きました。出席歌、欠席歌に並んだ会員の秀作に比べれば、私の作品は相変わらずの駄作で、「〇×▲□・・・・」といった感じですが、まあこれも仕方がないと諦めて目を通しました。それでも私の作品には五席という赤い文字がおまけでついていました。
「台風接近!!」
警報が出て
避難の心配をしているのに
傍で孫たちは
「学校休み」と嬉しそう
講評には次の文章が添えられていました。
☆「自分も子どものころは、学校が休みになるのが嬉しかったことを覚えています。」「親は大変だけど、陽気ですよね。」「災害が多くなったから心配事も増えましたね。」「でも、ケータイの普及でシステム的に警報とか、早く察知できるので便利です。」「東京では地震情報が鳴り過ぎて、逆に『またか』と思って動かなくなるそう。」危機意識、防災意識は、まだまだ足りないよう。子どもたちにも台風の本当の怖さはまだ伝わっていないのでしょう。見せないようにしている感も否めない気もいたしますが、後で悔やむことのないように努力し対ですね。
ちなみに出席歌の一席、欠席歌の一席は次ぎの歌でした。
うまいなあ~
おいしいねえ~
今夜喧嘩を仲裁してくれたのは
汁がしたたる
一個の梨
(見山あつこ作)
同一年代を
一括りにすること
私はきらいだ
人には人の
多様性があるはず
(大橋克明作)
「先月も 五行歌会 欠席す 結果通知は 五席入選」
「上手いなあ 人の作品 見るにつけ 感心落胆 いつも同居し」
「私のは 歌というより 川柳に 似てる気がする 笑売啖呵」
「私流 少し胸張る ゆえなるか 上達もせず 今に至りて」