〇劇団イリュージョン秋の公演観劇
昨日は朝から小雨模様の1日でした。この時期は文化祭などのイベントが各地で開かれているので、関係者の天気に対するやきもきは、私も長年経験があるので、それはもう大きなストレスだったに違いありません。「天に向かってブツブツ言うな、雨の日には雨の日の仕事がある」と、どうにもならない天気との向かい合いを自分に言い聞かせてきましたが、この時期は秋特有の北東の風が、北西の冬風に変わる時期でもあり、昨日は夕方から今年初めてと思う、北西の風が強く吹いて木々を揺らし、寒さの苦手な四国の人間にとっては、これから来年の3月までの約5ヶ月間は、寒さに震えなければならないのです。
昨日は松山余土中学校での講演が終わると直ぐに、送迎をしてくれた妻と落ち合い、近くの中華料理店で昼食を取り、松山城を仰ぎ見る堀の内の松山市民会館へ向かいました。今月16日に結婚する次男からチケットを貰っていた、劇団イリュージョンの秋の公演を見るためです。次男は高校生の時に劇団のオーディションを受けて入団し、以来20年近くも学んだり働いたりしながら劇団員として活動して来ました。日赤の看護師をしているため、今は第一線から退いていますが、振り付けも手掛けているようで、パンフレットには次男の顔写真も紹介されていました。
市民会館中ホール入口で、次男のフィアンセとお母さんと落ち合い、右より中段の席を確保し並んで座り、午後1時30分の開演を待ちました。次男も今回は裏方に徹しているようで、顔見せ程度の出会いでしたが、劇団主宰の井上佳子さんとも出会い、間近に迫った結婚のお祝いの言葉までいただきました。昼夜2回公演の昼の部は全て席が埋まり満席でした。私たち夫婦は毎年のように出かけていますが、二人はすっかり驚いた様子で、目をパチクリさせながら見ていました。劇団イリュージョンのストーリーは主宰者であり演出家でもある井上佳子さんの、地球環境に対する思い入れが強いストーリーになっていて、いつもの事ながら考えさせらる内容でした。息子の人生にとってこの20年の演劇活動は、感性や人間性を養うのに大きな影響を受けているようで、嬉しい限りです。来年は劇団結成30周年とか・・・。
「今年も 北西の風 吹く季節 何事もなく 寒さ迎える」
「私など 観劇そぐわぬ 男だが 毎年見てると 意識変わりて」
「わが息子 演劇活動 感性や 人間養う 大きな影響」
「もう直ぐに 結婚相手 なる親子 並び演劇 見れる幸せ」