〇丹波黒豆の枝豆
毎年この時期になると、伊予市の水口種苗店の水口マリ子さんから、「もうそろそろ丹波黒豆の枝豆が実入りしたので、取りに来ませんか」とお誘いがあります。前回お会いした時、20日前後と聞いていたので楽しみに待っていたところ、昨日の朝お誘いの電話を貰いました。昨日は午後長崎の武次さんが見えられる予定だったので、午前中はスケジュールが空いていたので早速軽四トラックで出かけて行きました。家を出てから30分ほどで事務所に着くと、早速専用の大きなハサミを持って、いつも出かける畑へ案内してもらい、早速二人で丹波黒豆の太い茎を大きな鋏で切り取りました。
いつもの事ながら丹波黒豆は見事にサヤをつけていて、軽四トラックの荷台いっぱいに積んで持ち帰りました。さあそれからが大変です。毎年のことゆえ舞寝の裾分けしてあげる方々の顔を思い浮かべながら、10指に余る人たちへ2~3本ずつ配ってあげました。勿論珍しいものなので、長崎の武次さんにも葉っぱを落として差し上げました。昨日の夜はいただいた魚の処理等で少し夕食が遅くなりましたが、妻は私が茎からちぎった枝豆を塩湯でして食卓へ出してくれましたが、ビールを飲まなくなった私には、ただただ残念としか言いようがありませんでした。
丹波黒豆はお正月に縁起物として煮豆にすることはよく知られていますが、丹波黒豆を枝豆で食べることは殆どないので、差し上げた皆さんは、その甘くてモチモチした美味しい食感に驚くのです。妻は折角いただいた黒豆の枝豆で食べた残りの豆を取り出し、冷凍保存したようです。こうしておけば色々な料理にグリーンピース感覚で活用できて、料理のバリエーションが広がるのです。水口マリ子さんの話ではもう少し実入りがしたらまた取りに来るようにとのお誘いなので、言葉に甘えて畑の牛肉と言われる大豆を存分に食べて、健康を保ちたいと思っています。