〇スタードーム製作への挑戦(その1)
二年前、運営委員会に訪れた国立大洲青少年交流の家の中庭で、奇妙な竹で編んだドーム型のフレームを見ました。直径メートルほどの大きさのフレームがスタードームだと知ったのは、当時の所長で今は那須甲子青少年交流の家に転勤された新山雄次さんの説明でした。以来気になって何とかそのスタードームを手に入れたいと思っていました。公民館の赤石主事さんが、えひめ地域政策研究センターのまちづくりアシスト事業にジュニアリーダー会として助成申請していたところ、幸運にも事業費20万円の採択を受け一気にその夢が広がり始めました。
アシスト事業の採択を受けなくても、隣に住む傘屋さんから大量の傘生地をいただいていたので手作りしようと考えていたので、寸暇を惜しんでいただいた生地を縫い合わせ、4~5日前にやっと完成に漕ぎ着け、またスタードームのフレームとなる竹は、実行委員の西岡さんと公民館長の宮栄さんの協力で、日尾野の竹薮から切り出し、既に分割して作っていたのです。
赤石さんが国立大洲青少年交流の家で開かれたスタードーム製作指導者講習会に参加して、内々準備をしていたこともあって、早速今年の子ども教室キャンプを「スタードームキャンプ」と名付けました。昨晩は中・高校生のジュニアリーダーが20人ばかりが午後6時に下灘中学校体育館に集まり、その組み立て作業を行いました。紐の結び方もろくに知らない中・高校生なので、最初からかなり疑問符のつく作業でしたが、赤石主事さんと久保さんの指導もあって、一時間余りで何とか組み立てることができたようです。私は昨日の夜小さな集会があって、一時間半ほどでお暇しましたが、赤石sんから昨夜遅くメールが入り、何とか仕上げたようでホッとしました。
例年だと6月のプログラムは底引き網体験ですが、例年雨や霧に阻まれて中止を余儀なくされるので、今年は思い切って7月に行なう予定のキャンプと入れ替えました。勿論キャンプも雨が降ると困るのですが、今年は廃校となった旧下灘中学校の体育館を使う予定なので、雨が降っても体育館内に作ったスタードームでのキャンプとなるので、雨は心配ないのです。
今回製作したスタードームは協から始まるキャンプは勿論のこと、色々なまちづくり活動に使いたいと思っています。シーサイド公園のビーチにでも設置するとこれはもう最高の演出ができるはずです。今回は国立大洲青少年交流の家から参考のためにお借りした竹のフレームと、先日切り出し加工したフレームを使いますが、切り時のよい時期に孟宗竹を切り出して、加工ししっかりとした備品にしたいしたいと思っています。県内の高校は今が中間テストの最中なので、参加したくてもできない生徒もいますが、昨夜は金曜日ということもあって、代表の中島君も一生懸命組み立てをしていました。
私は昨日から少し風気味で咳と微熱に悩まされていますが、今日と明日はキャンプ活動の全日程に参加したいと思い、早速妻に頼んで持参品をリュックサックに詰めてもらいました。今日と明日は梅雨の晴れ間が期待出来そうです。
「割り竹を 幾何学模様に 組んで行く スタードームと 名付けたテント」
「久方に 廃校母校 訪ねたり 運動場に 桜根付いて」
「変わってる 梅雨の最中 キャンプとは 非日常ゆえ これも楽しい」
「二十人 中学生が 集まって 紐も結べぬ その子を指導」