〇天草の晒し作業
未利用資源の天草を地域づくりに利用できないか?、私の実験事業が始まっています。最も干満潮の激しい大潮は、旧暦15日を挟んだ4~5日ですが、今年の旧暦4月15日は5月24日でした。24日も25日もそれぞれ予定があって忙しかったため、旧暦17日の午後3時頃、偶然にも大潮で干潮を迎えた海岸を通りかかったため、天草利用のことを思いつき、取るものもとりあえず何の準備もせずに、漂着ゴミの中から発泡スチロールのトロ箱を2個拾い、1時間ほどで天草を採り集め、単車の後ろに積んで持ち帰りました。その日のうちに水洗いをしてサナ8個に干しました。明くる日は四国地方が入梅したとテレビで報じていたものの、まだ雨が降っていなかったため、急いで前日取り残した海岸へ行き、前日より少し少なめながら天草を採って帰り、前日と同じように水洗いをしてサナに干しました。梅雨といいながら夜来の雨も上がってまずまずの天気だったため、半乾きになった天草を発泡スチロールのリンゴ箱に水を貯め、綺麗に水洗いしながら晒し作業を始めました。
水洗いをしながら根株に付いた貝殻や雑海草を丁寧に取り除き、水洗いをして再びサナに干して行くのですが、これが中腰作業なのでかなり腰に負担がかかり、途中から親父が庭の草を引く時使う、低い木製の椅子に座り作業を進めましたが、サナ14個分もある大量の天草の晒し作業は予想以上にきつい仕事のようでした。これから梅雨に入って足繁く雨が降る予定なので、天気予報を注視しながら折角採集した天草を腐らさないように進めなければならず、朝晩は忙しい日々が続くようですが、晒した天草を使って妻の協力を得ながら、色々な試作をやってみたいと思っています。
ネットで読んだ記憶のある山口県で大ヒットとなった、甘夏ゼリーにも挑戦してみようと思っています。幸いわが家の家庭菜園の果樹園には、まだ名残の甘夏柑が残っているのでチャンスかも知れません。
妻はこのところ私が大好きな天草ゼリーを作って冷蔵庫で冷やし、食事の後のデザートに出してくれています。暑さで食欲が減退しそうなこの時期、喉越しの良い天草ゼリーはとても美味しく、来客にもお茶請けに差し出して喜ばれています。金儲けとまでは行きませんが、せめて天草を自給食品のひとつに加えただけでも今年は大成功です。
天草はダイエットにもよいアルカリ食品で、天草ゼリーを食べるせいでしょうか、お通じも順調この上なく、健康な日々を過ごしているのです。今使っている天草は何年か前、伊予市まで伊能忠敬の地図を見るイベントに離山海岸を歩いた際、見つけて採集した自然晒しの天草ですが、今年は晒しに手間はかかるものの良質な天草を確保することができたので、離山の天草採集はどうしようか迷っているところです。
さあ今朝も朝飯前の運動として、少し天草晒しの作業を進めたいと思っています。
「天草を 水に晒して 天日干し これから先は 天気に注意」
「天草で ゼリーデザート 作る妻 田舎の女性 何でもこなす」
「わが家では 天草自給 またひとつ 健康人生 楽しみながら」
「天草で 作ったゼリー お裾分け 孫や近所も 喜び食べる」