人間牧場

〇わが息子に受け継いだ私のDNA

 最近歳をとったせいか、家の将来のことを時々考えることがあります。それは同居している親父が加齢とともに少しずつ衰えて行く姿を目の当たりにしたり、家庭菜園や家の周囲の管理、人間牧場の草刈り等をする度にふと、「これらの仕事でない仕事を息子は果たしてやってくれるのだろうか?」という思うからです。妻にそのことを話すと、「お父さん大丈夫よ、あなたの息子だから」と答えが返ってきますが、草刈機を一回も持って草を刈ったことのない息子に、「明日から草を刈れ」と言ったところでそれは危険過ぎてできない作業なのです。妻は「あなたができなくなったり、息子ができないのならシルバー人材センターにお金を出して頼めばいい」と楽観視していますが、はてさてどうなるのでしょうか。

書斎にお目見えした風力発電用風車
書斎にお目見えした風力発電用小型風車

 それでも40歳近くになった息子の日常の暮らし方を見て、時々「息子は確実に私のDNAを受け継いでいる」と思うこともあるのです。息子は建築設計の仕事をしていますが、そのご縁で伊予市中心市街地のまちづくりにも積極的に参加していて、時々みんなの前で発表もしているようなのです。親から見ればまだまだ未熟者ですが、まあ「習うより慣れろ」という言葉もあるのでそのうち少しは高まることでしょう。
 一昨日出張先の広島から帰ってみると、私の書斎に灯りがともり、中で息子が何やら大きな風車のようなものを組み立てていました。「これが前に話していた風力発電の装置か」と思いながら、息子の説明を聞きましたが、ネットで購入した小型の風力発電装置のようでした。

 息子は自宅車庫の屋上にソーラーパネルを5枚自分で組み立て、微量ながらバッテリーに充電して自分のダイニングに置いたテレビはソラー発での電気を使っているのです。私のパソコンもバッテリーを使うよう促されていますが、面倒くさいのでまだ実験程度の利用に留めていますが、息子の夢は太陽光や風力発電で売電したいようですが、いかんせんその条件にあった土地と資金が伴わないようで、夢はドリームの段階のようです。何にでも興味を持って、何にでも挑戦する姿は私の若い頃の姿に良く似ていますが、「夢はドリームではなくターゲットである」ことを、時々議論し諭すのです。若さゆえまだまだ荒削りですが、そろそろ結果を出して欲しいものです。
 昨日は家の車庫付近に風力発電装置を取り付ける支柱を取り付ける作業をやっていて、鋼管杭を打ち込む作業を手伝わされました。いやはや面白い息子です。

  「わが息子 見てて時々 思うのは わがDNAを 受け継いでいる」

  「ソーラーと 風力発電 小遣いで 始めた息子 まだまだ幼稚」

  「ネットにて 買った風力 発電機 使ってどれほど 発電できる?」

  「息子には 口で勝てても ネットでは 勝てぬと内心 一歩譲りて」 

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