人間牧場

○単眼複眼

 私は若い頃から、わが町や自分に関する新聞や雑誌に掲載された記事を切り抜いてスクラップブックしまっていますが、最初は日付や掲載新聞名などを記入したり、整理をしてスクラップブックに貼り付けたりしていましたが、そのうち仕事が忙しくてそれどころではなくなり、またその数も多くなって整理が間に合わず、ついつい所定の段ボール箱に無造作に投げ込んできましたが、退職したら、暇になったらこれらの記事も整理をしようと思いつつ、結局は目下のところ暇もなくそのままになっていて、妻から「片付けるか処分したら」とブーイングされているのです。

 今週の月曜日と火曜日、愛媛新聞朝刊の「単眼複眼」というコーナーに、双海町で撮影した面白い写真にショートなコメントが紹介されていたので、切り取ってスクラップしました。最近は自分のパソコンとエプソンプリンターをつないでスキャンすることが出来るようになって、その一部分は散逸したり劣化することもなくデジタル処理して保存することが可能になり、幾分気が楽になりました。でもそれをどのようにソフトに整理できるかはまだ決めてなく、今度はそれらの情報検索が出来るようにしなければならないのです。

7月23日の愛媛新聞単眼複眼

 

 

 「鉄橋にダンプカー」は今年の初夏、天一稲荷神社の裏山が雨で崩れ、その土砂に回想列車が乗り上げ脱線して、予讃線海岸周りが不通になりましたが、その復旧作業のためトロッコにトラックやユンボが上灘駅で積み込まれ、現場に運び込まれたのです。列車の走るレールの上をダンプカーが走るように見えるこの写真は、もう二度と撮影できない貴重なものです。私もこの光景を目の当たりにして、「写真に撮ろう」と思いつつ、カメラを持っていなかったりして、出来なかった貴重な一枚なのです。  「根性の竹に願いを」は双海町高野川で、高野川に住む中尾円さんが撮影し投稿した、これも珍しい写真です。杉の木の幹を突き抜けて竹が生えるなんて、まさにど根性竹です。その竹に七夕様の短冊をつけて東日本大震災の復興を願った、粋な発想に脱帽しました。わが町にも素敵な心の人がいるものです。
 この2枚の写真は私のブログにこうして掲載し、私が生きている限り紙ごみになって捨てられることもなく保存できるのです。

  「新聞の 記事を読みつつ 珍しい 記事スクラップ 無造作保存」

     「そのうちと 思いながらも 整理せず 段ボール箱 中で眠りて」

  「新聞に 乗る記事写真 旬のもの その日過ぎれば 二度と撮れない」

  「世の中にゃ 単眼複眼 人ありて 知らない場面 しっかり再現」

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