人間牧場

○福井県公民館セミナー(その3)

 第1日目のセミナーが終ると会場をプラザ万象からニューサンピア敦賀に移して18時30分から交流会が持たれました。研修専門委員会の計らいで出し物が用意され、2時間はあっという間に終りました。その後希望者が和室に集まって、講師の私を囲んだおしゃべり交流会が持たれました。参加者は女性を中心に30人以上が集まりました。私の講義を聞いての疑問や質問、意見が沢山出されました。中身は私の失敗談、私の生き方、家族への向かい合い方などでした。

 

グループ討議

 私は講義では時間がないので余り話せませんでしたが、沢山の失敗をしています。失敗と言えるかどうかは分かりませんが、町の名前が三重県二見町とよく間違われることから、活性化の想いを込めて町名変更に取り組みました。町長がリコールされるほど町を二分する騒動の渦中に巻き込まれ、左遷(本人はそう思っていないが)もされました。その時私に示唆を与えてくれた言葉は、恩師と慕う静岡の朝比奈博さん(故人)から贈られた「ぼうふらも、人を刺すよな蚊になるまでは、泥水すすり浮き沈み」でした。打撃の神様イチローでも100回打って65回は失敗しているのだから、逆に失敗から何を学ぶかが大事です。失敗の10ヶ条を話しました。

 

全体発表会とまとめ

私は毎日12時に寝て4時に起床します。人間は3分の1ずつの8時間を寝る・働く・自由に分けて過ごしますが、寝る時間をへずって自分に投資しなければ、いい人生はありえないと思い生きています。夢を目標として目標に近づく努力をすれば、人間は次第に進化するものです。結果的に「夢はドリームではなくターゲット」なのです。1千万円貯めて人間牧場を造りたいと思っていた夢も本当に実現しました。全てが積小為大な行動の積み重ねです。ハガキを毎日3枚書くこと、ブログを毎日2本書くこと、12年間毎日3時間海岸の清掃をしたことなどのやり遂げたことは、今も私の大きな自信となっているのです。

 公私の区別をあえてせず、家の横に私設公民館煙会所を造って家庭へ公を持ち込んだり、あえて家庭へ仲間を引き込んだりしてきましたが、4人の子どもも無人島に挑む少年のつどいに参加させたりして、仲間たちとの協働で育ててもらいました。私の元気の源はやはり家族なのです。家族に理解されない公民館活動は長続きしたり、成果を上げたりすることはないのです。故に公民館を離れた今も公民館を恩人だと思い、これから先も、恩返しをしようという気持ちで生きているのです。青年団や公民館で得た仲間・ふるさと・主張・夢・感動という五つの武器を、これからも大切にし研いて行きたいと思っています。
 皆さんの質問にまあざっとこんな話を1時間余りして、おしゃべり交流会は盛り上がって終りました。

  「福井には 素敵な女性 多くいて 目移りしつつ 質問答え」

  「そのカバン 中身見せてと せがまれて 恥ずかしながら 取り出し見せる」

  「五十枚 用意の名刺 スッカラに 味噌屋の社長 引き合い出して」

  「人生を 語れば尽きぬ ことばかり あれやこれやと 失敗談を」

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