shin-1さんの日記

○春一番

 昨夜から今朝にかけて双海町では南西の風が吹き荒れ、どうやらこの風が春一番のようなのです。北陸では数日前既に春一番が吹いたとニュースで報じられていましたが、この地では冬から春に季節が変わる南風を春一番と呼んでいて、冬の寒さに弱い西国四国では誰もが春一番の吹くのを心待ちしていただけに、嬉しい春の知らせなのです。春一番を待ち焦がれていたように、町内のあちこちではもう早咲きの桜もお目見えし、双海を代表する閏住や本村の菜の花も満開を迎えているのです。

若松進一ブログ
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 昨晩は人間牧場で開設している年輪塾の役員会を松山市駅裏の「ふじ」という居酒屋でやりました。役員といっても塾長の私と塾頭の清水さん、それに番頭米湊さん、松本さん、浜田さんそれにえひめ政策研究センターに出向して研究を積み3月1日の異動で古巣の四国電力へ帰ってゆく政木さんの6人だけなのです。

 民俗学者宮本常一に焦点を当てた年輪塾も2年間の学びを終え、いよいよ本格的な塾活動に入りますが、これから2年間は二宮尊徳の生き様に迫る活動を行う計画です。既に清水塾頭は尊徳翁夜話を読みほぐして教科書とでも言うべき資料を作って塾生にネットを通じ配信しているのです。


 4月24日(土)には人間牧場で二宮尊徳の第一回学習会がいよいよ始まるのです。年輪塾は来る人拒まず、去る人追わず」を塾是として門戸を広げていますが、自らの成長や進化を促すような学習人間はそんなに多いものではありません。でもたとえ少数でも先人の教えに触れながら成長や進化が出来たら、量より質をの自立する人間づくりを目指す年輪塾は十分社会の要請に応えたことになるのです。

 人間牧場が出来て5年、その間この2年間の学びの成果を自分に置き換えれば、自分自身が驚くほどの成長を遂げているのですから、学びの効果は大したものです。

 三人寄れば文殊の知恵、昨晩も多くのアイディアや夢が語られました。これらのアイディアや夢を実践に移す楽しさも鮭や料理と一緒に楽しく味わいました。年輪塾にとっても昨晩の寄り合い酒はどうやら春一番だったようです。


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  「酒飲みつ 肴つつきつ 夢語る 酔うほど法螺は 大きくなりて」

  「飲むほどに 酒は心の 戸を開け 心根語る 春風のよう」

  「とりあえず ビールを飲んだ その後に 芋の焼酎 喉を鳴らして」

  「お茶二杯 ジョッキで飲むと 酔ったよな 気分になりて 議論中入る」

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shin-1さんの日記

○翠小学校のエコ改修工事ほぼ終わる

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 一昨日の地元紙愛媛新聞20面に、エコ改修の終わった翠小学校の全容が特集されました。このところ忙しくて翠小学校へは行っていませんが、愛媛県下の木造校舎では最も古いこの校舎はものの見事に蘇ったようです。何日か前に翠小学校から一通の便りが届きました。今週の日曜日(28日)にお披露目をかねて行う学習発表会の案内状でした。この日は同じ時間に今治へ講演に出かける予定なので、残念ながら出席は叶いませんが、何はともあれこの20年間、翠小学校に思いを寄せてきた一人として嬉しい限りなので、その特集新聞を、歴史の生き証人としてブログで紹介しておきたいと思います。

 私のエプソンPM-A920というプリンターでは残念ながらA版しかスキャン出来ないため、重複承知で4つに分割しての紹介となりました。「歴史ある校舎教材に」という大文字見出しに加え、リード文では「同小は1874年に開校、現在の校舎は1932年に完成した現役では県内最古の木造校舎、赤い屋根や開放廊下が特徴で、黒光りする壁板が歴史の重みを漂わせる」「木造の外観を保ったまま耐震補強や断熱化、太陽光発電設備の導入などエコ改修した」「今後一年間、発電量や教室内の温度、証明などを測定し、改修の効果を調査する」などの紹介記事がありました。

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 この学校が建築されたのは昭和7年です。私の誕生が昭和19年ですから、ちょうど一回り年数を重ねた築後77年の喜寿を迎えた計算になるのです。「こんな古臭い危険木造校舎など早く鉄筋コンクリートの校舎にして欲しい」と、地元の人も一時は見放した学校でしたが、金をかければこうも見違えるようにリフォームできるのか、さらには何の変哲もない木造校舎が人の思いを込めれば人の注目を集めるようになるのか、まさに歴史の重みだと痛感するのです。


 今ではふたみシーサイド公園とともにすっかり双海町の自慢施設となりました。20年前にホタルでまちづくりを始めた草創期を思うと隔世の感がするのです。近いうちに一度その全容をこの目で確かめたいと思っています。


  「古臭い 危険校舎の 烙印を 押され一時は 風前ともし火」

  「学校を 救ったホタル 感謝して 残す手立てを 考えないと」

  「二十三、金次郎さん 加えれば 二十四瞳 輝き放つ」

  「赤い屋根 すっかり町の シンボルに これから先も 大切守る」

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