shin-1さんの日記

○クリスマスのプレゼント

 今日はクリスマス前の3連休の初日とあって、わが家の子ども達は相談をして長男の家でクリスマスパーテーをするというのです。娘の子ども朋樹クンは5歳なのでプレゼントを楽しみにしているようで、何日も前からこの日を楽しみにしている様子が、時々かかる電話で想像できました。しかしあとの尚樹君と希心君はともにまだ赤ん坊で、何のことだかさっぱりです。娘の家族4人と長男家族3人、それに次男が参加して午後からパーティーだそうで、私達も誘いを受けましたが妻は仕事、私はペレット土づくり講習会とダブったために参加できませんでした。先日娘から連絡があり、孫朋樹君がパーティー後泊まりに来たいので迎えに来て欲しいと連絡が入っていたので、人間牧場から下山したその足で、田舎のオープンカーに乗って松山に住む長男の家に迎えに行きました。

(頭に帽子を被せてもらいご満悦の尚樹君です)

重いほどプレゼントをいただいていた朋樹君は終始ご満悦で、そのプレゼントの保管を母親に頼んでさっさと私の車に乗り込んで雨の中を双海町のわが家に向って走りました。昼間の疲れが出たのか途中眠くなったいって目を閉じようとしていた矢先、視界にマクドナルドの看板が目についた朋樹君は、一瞬蘇えったように目を覚まし、モスバーガーを買って欲しいとせがむのです。普通は泣こうが騒ごうが買ってやらないのですが、今晩はクリスマスプレゼントのつもりで立ち寄りました。ドライブスルーとかで、車の中からインターホンで注文をすると、出口で金を支払い用意された品物を受け取るという早業には参りました。インターホンの前でウロウロする私に朋樹君は○○味シェイク、ポテトフライ付き、ハンバーガーはチーズ○○、おもちゃ付きでお願いします」と、馴れたものです。うーん、時代の差を感じました。朋樹君は親元を離れた寂しさなど微塵もなく、「今晩はおじいちゃんと一緒に風呂に入り、おじいちゃんと一緒に寝る」なんて殺し文句を連発するサービスぶりには参りました。

 次男から携帯電話が入りました。先日わが家に休暇で帰った折、「ボーナスが出たらお父さんとお母さんと一緒にご飯でも食べよう」と招待を受けていましたが、ボーナスの行方も分らずすっかり忘れていました。今日長男お家へ朋樹君を迎えに行った折、次男も来ていましたが、みんなの前ではさすがに言いづらかったのか分かれた後直ぐの電話です。次男はこの4月に専門学校を卒業し正看の資格を取得して日赤に看護師として務めています。今年の冬が最初のボーナスなのでワクワクしてこの日を待っていたのでしょうが、どうもボーナスが出たらしいのです。何時になく笑顔の明るい次男の顔を見て直感しました。「食事をする時間がないのであれば洋服でも」という有り難い申し出でしたが、私には洋服のことなど分らないので「お母さんと相談して」といって電話を切りました。次男にとっては向い勤めていた会社を辞めて専門学校へ入り、正看の資格を取っての遅い再出発でしたので、今年の冬のボーナスは期待と不安で貰ったことでしょう。その一部を親へのプレゼントとは、涙の出るような嬉しさです。

 4人の子どももそれぞれに成長し、それぞれの道を歩んでいます。この日三男は仕事があってパーティには参加できなかったようですが、警察官という仕事柄年末年始は仕事だそうで、年末までには一度ご機嫌を伺いに帰郷する旨の連絡をもらいました。妻は適齢期である次男、三男の結婚のことが心配なようですが、こればかりは幾ら気を揉んでもどうにもなりません。来年は次男、三男にとっていい年であるよう願っています。

  「ボーナスが 出たのか次男 いつになく 顔色優れ 親への感謝」

  「幾つもの ポケット持った 孫たちは 晴れの日来るを 指折り数え」

  「ハンバーガー ドライブスルーへ 入るものの 戸惑うわれに 孫が説明」

  「今何処に 次男三男 赤い糸 親はやきもき 子らは冷静」

 

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shin-1さんの日記

○ペレットによる土づくり講習会

 今日は朝から雨です。私たちの住む四国は瀬戸内海に面した少雨地域で、台風などの風雨は別として、日頃はどちらかというと水不足に悩まされる地域なのです。地球温暖化の影響なのでしょうか、このところさっぱり雨が降らず、真夏でもない初冬のこの頃というのに水不足で、対策本部が設置される所もあるようです。ですから今朝からの雨は恵みの雨として喜ぶべきことなのでしょうが、今日は少年少女おもしろ教室のペレット利用による土づくり講習会が人間牧場で予定されていて、「うーん雨か、参ったな」てな感じで空を見上げました。でも私は長年まちづくりやボランティア活動に取り組んでいて、天気など人間の力ではどうにもならない出来事と割り切り、「天に向ってブツブツ言うな、雨の日には雨の日のやることがある」と割り切って、雨をどう効果的に使うか考えて行動してきたのです。ですから今日も天気予報を見て「雨かも知れないので」と雨でもできるプログラムを準備をしていました。

 今日は少年少女おもしろ教室にとっても今年最後のプログラムでした。朝からイチゴ狩りに出かけてイチゴをたらふく食べ、その後は保健センターの調理室でクリスマスケーキづくりを行い、午後1時に出発して、人間牧場に午後1時30分到着という日程を組みました。

 私はえひめ地域政策研究センターの松本さん、清水さんと三人で人間牧場へ先発隊として入り準備に取り掛かりました。昨日軽四トラックに積んで一人で運んだ40体のペレット牛糞、今朝現地で落ち合って運び入れたペレットストーブ、ペレット燃料などを所定の場所に置き、青いビニールシートを水平線の家の広間に敷き詰め、落ち葉や発泡スチロールに入れた土を用意しました。ペレットストーブとの対比実験をするため水平線の家の薪ストーブに火を入れ、パソコンやスクリーンも用意して準備万端整えました。

(ペレットストーブと薪ストーブの比較実験のために持ち込まれた大きなペレットストーブに火を入れ、テストを開始しました)
(薪ストームにペレットを入れて燃焼実験しましたが、よく燃え過ぎるようでした)

 あいにくこの日は水源地の谷の水が枯渇寸前らしく、トイレへの水の供給が間に合いそうもなく、心配の種が増えましたが、事前に子供たちにトイレは済ませて来るよう依頼をしていたので事なきを得たようです。それでも心配になったのか水源をいただいている農家のご主人西嶋さんはわざわざ水平線の家まで足を運んできてくれました。

 やがて予定された時間ピッタリに懐かしい子どもの歓声が聞こえてきました。車に分乗してやって来たのです。外は雨で傘を差しての来訪となりましたが、靴の脱ぐ場もないほど多くの子ども達が参加してくれました。

 ビニールシートの上に座った子ども達は、講師を務める清水研究員の巧みな話術に引きこまれスクリーンに映るスライドを見ながら土づくりの勉強を熱心に行いました。清水研究員はJAの職員でこの話は十八番で、子ども達にとってはまるで理科の勉強のようでした。

(土づくり講習のために集まった子ども達)
(高校生や大学生も参加をしてくれました)
(土づくりの講師を務めてもらった清水研究員)
(清水さんの指導で土と葉っぱとペレット牛糞で腐葉土づくりの実習をしました)

 やがて実習に入り、大きなたらいの中へ土や落ち葉やペレット牛糞を交互に入れて、実際に手で触り体験しました。普通は臭い牛糞もペレット状に加工処理されているため、無臭で子ども達は不思議そうに手にとっていました。約1時間の短い時間でしたが、参加した子ども達は納得して、お土産に?牛糞ペレットと燃料ペレットをポケットに詰め込んで下山して行きました。あの牛糞をポケットから出すのを忘れて洗濯したらどうなるかと思うと、笑い話では済まされないと思いつつ見送りました。

 清水さんと子どもを送って帰ってきた松本さんと三人で後片付けを行い、水平線の家の広間を丹念に掃除機をかけて一段落です。これから冬休みの私の仕事は再び落ち葉を集めて前もって用意した2メートル四方の土づくり実験場へ運び入れることです。その上にペレット牛糞や土を入れ、また米ぬかや油粕を撒いて落ち葉が発酵するのを待つのです。さて上手く行くかどうか心配ですが、来年の春4月には出来た腐葉土の苗床に種芋を植えて発芽を待つのです。芋の命をつなぐプロジェクト事業の成功を祈りながら春を待つのもワクワク・ドキドキですね。

  「腐葉土を 作る講習 受けました ペレット牛糞 匂いもせずに」

  「理論では 上手く行くはず 現実は 甘くはないと フンドシ締めて」

  「ペレットの 牛糞ポケット お土産に 洗濯する親 多分××××」

  「外は雨 中は熱気の 土づくり 子どもに分る 話難し」



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