〇友人のお母さんの訃報
年齢を重ねると、自分につながる親類、友人などなども私と同じように高齢化し、突然訃報が舞い込み、驚きを隠せません。3日前所用があって友人に電話を掛けました。私「すっかりご無沙汰をしていますが、その後お元気ですか?」と尋ねると、「私は元気だが母が他界し昨日葬儀をしました」と言うのです。
「コロナ感染のさ中なので、訃報は新聞にも載せず家族葬で行いました」と言われました。家族葬と言われても、父や母の葬儀に参列して香典もいただいていたので、失礼ながら昨日の午前中平服で友人宅を訪ね線香を手向け、居合わせた奥さんと二人で、個人の思い出話や、今後について色々なお話をして帰りました。
友人のご自宅を訪問したのも、奥さんと出会ったのも10年ぶりで、記憶を頼りに訪ね歩きましたが、周辺地域も奥さんも随分様変わりしていて、勿論相手から見れば私もこの10年で様変わりしているに違いなく、10年ひと昔の出会いでした。それにしても虫が知らせたとはこのことで、よくぞ電話をかけたなあと思いました。
「元気かい たまたまかけた 電話口 母親葬儀 昨日済ませた」
「コロナ禍が ゆえに葬儀は 家族葬 訃報聞こえず 不義理を詫びる」
「10年ぶり 友人宅を 訪ね行く 仏壇線香 手合わせ祈る」
「また一人 思い出の人 黄泉の国 旅立ち悲しや 明日は我が身か」