人間牧場

〇鉛筆と消しゴムが懐かしい
 私は若い頃教育委員会で社会教育の仕事をしながら、行政広報ふたみを担当し、忙しい社会教育の仕事をしながら毎月2回出さなければならない広報紙づくりに奔走しました。当時はパソコンやワープロもないので鉛筆と消しゴムと専用のマス目のある原稿用紙に手書きで書いていました。

 書いては消しの連続で、机の上にはいつも4~5本の鉛筆と消しゴムが置かれ、特に消しゴムを使って消した消しゴムのカスが汚く感じられましたが、締め切りに間に合わせるためそれらを掃除する暇もなく、いつも妻から「汚いから何とかして」と教育的指導を受けていました。

 先日400字詰め原稿用紙に直接書く原稿依頼があって探しましたが、この1年間自分でナイフで削った鉛筆と消しゴムを使ったことがなく、探すのに一苦労しました。私は毎日Face Bookとアメーバーブログ、それにワードプレスにそれぞれ原稿を書いていますが、勿論その記事は鉛筆も消しゴムを使わず、むしろ正しい言い方では「原稿を打つ」なのです。

 打った原稿は即座に配信されFace Book仲間の目に触れて読まれ、時には意見や反論がメッセージ欄に書き込まれたり、いいねボタンが押されてりして、交換交流の素材となっています。容易に書き換えることが出来たり保存できるこの上ない便利なツールを、殆ど何の疑いもなく使って暮らしている自分が少し奇妙にも思えました。

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人間牧場

〇どこへ行っても顔見知りが多く顔と名前を憶えていることに驚く妻
 私は現職を退いて18年になります。現職の頃はまちづくりをしていたため、あるいは講演活動をしていたため、それなりにそれなりの人に顔をや名前を憶えてもらっていましたが、さすがにこの歳になると多少男前だったこの顔もしわとシミが増え始め、かつての面影はないはずなのに、「若松さんじゃない?」と声をかけられたりして驚きます。

 県内ならいざ知らず先日広島に出かけた時、電車の中で私の顔をジロジロ見ている人に出会いました。顔に何かついているのだろうか?と思い気になって仕方がありませんでした。電車を降りる時「ひょっとしてあの夕日で有名な愛媛県の若松さんじゃないですか」と声をかけられました。何ということでしょう。私もその人の名前をうろ覚えながらとっさに思い出し、「失礼ながら〇〇さんでは」とピタリ顔と名前が一致すると、「覚えてくれていてありがとうございます」と握手を求められ、持っていたもみじ饅頭の大箱をみやげにいただきました。

 かくの如く私は妻も驚くほど人の顔と名前を覚えるのが得意で、そのことで随分得をしています。飲み屋は勿論のこと、講演会で、あるいは道を歩いていて、また講演会場でとありとあらゆるところでで懐かしい出会いを繰り返しています。中には私の名刺を今も大切に持っている人もいるし、私が差し上げたハガキを家に飾ってくれている奇特な人もいます。さすがに記憶力が減退しつつあるいまごろは思い出せない人も沢山いますが、それでも一緒にいる妻を驚かせています。これも特技でしょうか。

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〇不思議な格好をした小動物
 私たちの身の回りには私たちの知らない小動物や小植物が沢山それなりの生き方をしています。ふと足元を見るとテレビ小説「らんまん」の主人公牧野万太郎のように、その不思議さに思わず座り込んで見とれてしまうのです。

 昨日庭の茂みに一匹の「ナナフシ」という小動物を見つけました。最初見つけた時は「小枝」と見まがう程でした。よーく見ると動いているので虫だと気がつきました。「ナナフシ」という名前ながら7つも節はありませんが、節が多いのでその名がついたようです、

 「ナナフシ」は何のためにこの世に生まれたのか、親や子の姿はと思うものの凡人の私には知る由もありませんが、生まれるべくして生まれたに違いありません。若し人の暮らしに都合が悪いと「害虫」のレッテルを張られ、農薬などで駆除されるのでしょうが、こんな虫たちと一緒にこの地球上で同時期に、命をつないで生きている私も、害人なのか益人なのか?、分らぬまま78年生きてきました。

「ナナフシと 言う名の奇妙な 枝切れに 似た虫見つけ 座り込んで見る」
「この虫は 害虫だろうか 益虫か? この世に生まれ 命ながらえ」
「ナナフシは 名前の通り ナナ不思議 凡人私 知る由もなし」
「さてどっち 私は益人 外人どっち? ナナフシ聞いたが モノも言わずに」

 

 

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○夕日のメッカ高知県宿毛へ殴り込み
私の町は自称日本一の夕日の町と自負しています。これまでにも夕日百選と呼ばれている町へ出かけあれこれ意見を戦わせてきましたが、今日はだるまの夕日で有名な高知県宿毛市から講演のオファーがかかり楽しみにして出かけています。講演は午後7時からですが、どうしても夕日がみたくて少しは早めに出て宿毛の道の駅に到着しました。道の駅はすっかり様変わりしてキャンプ場になっていました。店員さんに聞けば今年の5月にリニュアールオープンしたそうです。海に面した岬にSUKUMOという英語の白いモニュメントが建っていました。有料キャンプ場なので雨の中テントが一張り張っているのみでした。周りの人に今日の日没時間を聞いてもちんぷんかんぷんでした。自称晴れ男の私ですが家を出てから宿毛までずっと雨がやんだり降ったりながら道の駅に着くとなぜか雨がやみ薄日が射してきました。本当は午後6時44分の日没を、しかもダルマの夕日を見たかったのですが、あいにくの天気とその時間には講演が始まる頃なので次の機会にしたいと思います。(道の駅宿毛の現地で書いたルポ記事です)

 

 

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〇私の辻説法の効果
 今朝小雨の中ながらいつものように1日1万歩を目指してウォーキングをしていると、1ヵ月前にウォーキングの途中に近所の人に出会った時のことをふと思出しました。その人は毎日家の近くを歩きまわる私と違って、退職後はお父さんがやっていた近くの菜園も手をつけず荒れ放題だし、健康維持のため歩くこともせず暮らしているので、最初は話が全くかみ合いませんでした。

 1ヵ月前立ち話ながら色々な話をしましたが、その中心は超高齢化社会がやって来て、嫌でも「100歳まで生きる時代がやってきた」という話でした。そこで私の持論である「1・10・100・1000・10000」の数字の話をしました。1=1日に一回はうんこをひる、10=1日に10人以上の人と出会って話をする、100=毎日100文字を書く、1000=毎日1000文字読む、10000=毎日1万歩を目指して歩くことを目標に私が実践していることを話しました。

 その人は間もなく誕生日が来ると75歳の後期高齢者になるのだそうですが、歳を重ねることや将来への不安でたまらないそうでした。退職後は夫婦で旅行にでもと思っていたのにいつの間にか2つ違いの奥さんの膝が傷んで悪化しそんな夢は吹っ飛んでしまったそうです。

 勿論パソコンなどやらないから未だにガラケー携帯電話ゆえデジタル環境はさっぱりのようでした。そこで自分に出来ることを毎日少しずつ積み重ねていくことを勧めましたが、78歳の私より4つも年齢が若いのに覇気がなく、80歳を超えた人みたいで多分話を聴いてもやらないだろうと思っていました。それがどうでしょう。今朝元気な姿で歩いているではありませんか。超嬉しくなりました。私のような下手糞な辻説法も効くものです。

「ウォーキング 途中におじさん 顔見知り 世間話に 花を咲かせて」
「1ヶ月 前の出来事 あれこれと 私の考え 話してみたが」
「下手糞な 話聞かせる 辻説法 ところがどうだ 今朝ウォーキング」
「超嬉しい 一人のおじさん 汗かいて 元気回復 おはようあいさつ」

 

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〇今朝は朝から大雨
 今朝は天気予報どおり朝から大雨が降っています。こんな日は家にこもっておとなしく過ごせばいいのでしょうが、予定では午後から新居浜市で講演会が予定されていて、出かけなければなりません。家を出るにあたり妻から「高速道路は危ないから地道をゆっくりスピードを出さないように運転してね」と、優しくも厳しく言って見送ってくれました。

 カーナビに新居浜市市役所を入力し、待ち合わせ時間の午前11時をセットし出かけました。雨は一段と激しくなりワイパーをマックスにしても見えにくい状態で、昼間なのにライトをつけて走りました。途中休憩をとり目標どおり市役所駐車場に到着すると、大原さんという先日わが家まで打ち合わせに来られた女性担当者から電話が入り、みんなと待ち合わせて市役所前の蕎麦屋で美味しい蕎麦をご馳走になりました。

その後親友である生涯学習センターの関所長を訪ねあれやこれやと楽しいおしゃべりをしました。その後講演会場となる市役所の隣にある防災センター5階に上がり、パソコンとプロジェクターにつないで持参したUSBメモリーを接続し、テスト映写をして準備をしています。(この記事は開場の講師席で開会までの休み時間を利用して持参したタブレットを使い現場で書いたものです。悪しからず・・・。

「今日は雨 しかも朝から 土砂降りで それでも講演 予定がありて」
「妻曰く 雨の高速 危ないと 地道で行くよう 注意を喚起」
「ワイパーを マックス状態 したけれど それでも前が 見えないほどに」
「現地にて 空いた時間を 利用して タブレットにて 現地ルポ記事」

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〇車に乗れなくなった友人、さて私は・・・
 私の友人は一人身です。ゆえにあれこれやりたいことをして、何かと制約のある私から見れば羨ましい限りな生き方だと思っていました。その友人が目の病気にかかり、その治療のため車の運転を当分見合わせると電話が架かってきました。

 住んでる所は公共交通機関がいくらでも利用できる松山だし、私のように車がないと不便な田舎者とは違って別に困らないだろうと思いきや、やはり長年車に依存して生きてきた者にとっては、遠出もできないしさてどうするか、思案中のようでした。

 ふともし私が同じように車に乗れなくなったらどうしようと考えました。幸い妻が先日免許更新を終えたばかりなので、私の手足になってくれるだろうと思ってはいますが、今までのように飛び回ることは出来ないだろうと思い始めました。

 家族からはもう歳だから「転ばぬ先の杖」としてそろそろ免許証返納も・・・と何かにつけて心配し、先日のような島根・山口への遠出などもってのほかで「事故でも起こしたら大変」ときつく言われました。自分では大丈夫と思って見ても確実に運転技術は衰えていて、益々言い訳の効かない年齢に近づきつつあるようです。困った困ったこまどり姉妹です。

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〇開花して3日目の古代ハスの花
 廃品となった大きなポリ容器に土を入れ水を張って庭の隅に置いていた古代ハスの花が咲いて3日目になります。次からの参考にする観察のつもりで毎日楽しみに観察をしながら写真を撮っています。

3日目の古代ハスの花

 開花時の鮮やかなピンク色は少し薄れ、外側の花弁が少し横向きになって、いよいよ花の最後を迎えるようです。背がかなり高いので花弁の中の様子は余り分りませんが、黄色いめしべのようなものが見えています。

古代ハスの種

 自花受粉するのであれば実を結び種になるのであれば、種を取って来年は種から育ててみたいと、好奇心が頭を持ち上げてきました。誰から貰ったのかは分かりませんが、「荒神谷古代ハスの種」も2粒貰っています。にわかに夢が膨らみ始めました。

「開花して 三日目なのに 萎れずに 古代ハス花 奇麗さ留め」
「ひょっとして 花が実をつけ 種出来りゃ 来年の夢 次第に膨らむ」
「貰ってた 古代ハス種 手元有る 思い出しつつ 机引き出し」

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〇妻の運転免許証更新に付き合いました
 私より一つ年下の妻は今年の誕生日が車の免許の書き換えです。さすがにこの歳になると世の中で言う「免許証返納」の話題がちらつきますが、公共交通機関の発達していない田舎では、車の免許がないと暮らしが立ちいかなくなるような不安がよぎり、中々踏ん切りがつきにくいものです。

 息子や娘からは「もうそろそろ」と暗黙で「危ないから車に乗らないように」という顔つきで見られています。私の友人が内子町の山奥に住んでいます。ご主人が免許を持っているので経済的の安全的にも車を手放す方がいいと奥さんは免許証を返納しました。

 ところが間もなくご主人が脳梗塞で倒れ、車の運転ができなくなりましご主人の病院や買い物に行くのにデマンドバスを利用していますが、山間地のため思うに任せず、今頃になって「免許証を返納すべきでなかった」と悔やんでいるようです。今日はこれまで3年間無事故無違反だったため待つこともこうしゅうもなく、直ぐに免許証を貰いニコニコ顔で出てきました。

 来年は私の更新年です。安全運転に注意して車の便利さと助けを受けながら暮らしたいと思っています。

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〇デジタルカメラ
 私の机の横の物置棚にまるで忘れもののようにぶら提げているデジカメがふと目につきました。タブレットを使うようになってからは殆ど出番がなく、使い方を忘れてしまった感じがしていたので、充電し思い切って使ってみました。

 

 写真の出来はタブレット写真にはない出来で、面倒でもタブレット内蔵のカメラとデジタルカメラを使い分け少しでも綺麗に撮りたいと思うようになりました。ところがデジカメで撮った写真をパソコンに取り込むにはデジカメ内蔵のメモリー角を抜きとり、USBメモリーのような機材を差し込んでデーターを移さなければならないのです。

デジタル機材に疎い私なので、多少難儀はしましたが、無事転送を完了することが出来ました。さあ次から特に夕日の写真はデジカメで狙おうと思っています。メカに弱い私たちアナログ世代は、生きていく上で情報化時代はかなり住みにくい世の中のようです。

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