人間牧場

〇夏の甲子園がきょう開幕しました
 最近は高校生の甲子園に対する憧れもあって、書道甲子園とか漫画甲子園、俳句甲子園などと「甲子園」を冠した全国大会が各地で開かれています。野球をしたことのある人なら、甲子園で一度はプレーしてみたい気持ちは痛いほど分かりますが、野球をしたこともない私たちでも、夏の高校野球が始まると、何かソワソワしてテレビの前に座って観戦したくなります。

 大会を運営する側が一番気を使うのは、猛暑炎天下でプレーする選手の体調管理で、最近は様々な工夫が凝らされています。今年から第1日目から3日間は「朝夕2部制」にして、猛暑の時間帯を避けるような措置が行われるようです。初日は午前8時30分に開会式が始まり第2試合は午後4時、大3試合は午後6時30分にプレーボールの予定だそうでしたが、今日はあれこれ忙しく第1試合のみ飛び飛びで見ていました。

 入退場の時に流れる古関裕而さん作曲の「栄冠は君に輝く」というお馴染みのテーマソングを聴くと、思わず口ずさんで歌ってしまいました。甲子園球場が出来て100年目という節目の年だけに、甲子園から目が離せない日々が続きます。さあどの高校に栄冠は輝くのでしょうか。折しも開かれているパリオリンピックもワクワク・ドキドキして楽しんでいます。

 

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人間牧場

〇79回目の原爆の日
 私の妻は1945年9月12日の生まれです。ゆえに間もなく79歳になります。つまり産まれる1週間前の8月6日に広島に原爆が投下され多くの犠牲者が出ました。私は1944年10月3日生まれなので、生まれて10ヶ月の8月6日の朝、寄港した漁船の魚を砂浜で選別する母の背中に背負われて、北東の方向にピカッと光る原爆の閃光らしきものを観ているのです。

 幸いにも広島から遠い距離にあるため原爆の影響は受けませんでしたが、毎年8月6日の午前8時15分になると、悲しい気持ちになり黙祷し犠牲になった方々に祈りを捧げています。そんなこんなで妻や私の年齢の数と殆ど同じ回数を重ねた原爆の日を今年も迎えました。

 テレビに映し出される広島原爆ドームや平和祈念式典を観ながら、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が、核の使用をちらつかせる中で「平和とは何か」を素人の一国民ながら、色々と考えさせられました。地球上のあちらこちらで戦争が絶え間なく続き、多くの人が命を落としたり難民となって戦禍を逃れようと苦しんでいます。今日はそんなことが去来るする一日でした。

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〇包丁の柄の修理
 家庭にはハサミ、鋸、金槌、などなど色々な道具がありますが、中でも台所で毎日のように朝・昼・夕と妻が台所で使う包丁は絶えず砥石で研いでいますが、庖丁を研ぐのはもっぱら私の仕事で、「お父さ~ん、庖丁を研いで~」とよく頼まれます。

その都度「任せとけ」とばかりに裏の外台所で少し水をかけながらピカピカに研いでやります。ところが長年使っていると包丁も刃金の部分がすり減り、切れ味が悪くなってきますが、先日手元の柄の部分が壊れて、さてどうしようと妻から相談を受けました。

 昨日所用で松山へ出た帰り道、ホームセンターに立ち寄り、木で出来た替え柄だけを買い求めて帰りました。古い壊れた柄をバイスに挟んで抜き取り、錆の出た手元の錆びを丁寧に落とし、地金だけにして、買って帰った替え柄に打ち込みました。

 するとどうでしょう。まるで新品のような包丁が出来、砥石で研ぎ直して妻に渡すと、「お父さんは器用じゃねえ」と褒めてくれました。「それほどでも」と一応謙遜して見せましたが、これから4~5年はまだまだ持たせたいと思っています。捨てれば危険物ですが、再利用すれば立派な道具に生まれ変わります。

「『包丁の 柄が壊れた』と 言う妻の 愛用包丁 替え柄で修理」
「普通だと 廃品置き場 行く所 修理をしたので 4~5年使える」
「年金で 細々暮らす わが夫婦 知恵・汗出して 無理無駄省く」
「台所 妻愛用の 包丁を 研ぐのは私 愛用砥石で」

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〇フランスパリ五輪と日の丸
 フランスのパリでオリンピックが開かれて一週間余りが経ちました。自分ではスポーツなどできない年齢になりましたが、することはできなくてもテレビで観戦し、せめて日本人アスリートの皆さんの活躍に声援くらいは送ろうと、クーラーをかけて居間でテレビ観戦をしていますが、勝った人負けた人、メダルを取った人取れなかった人などなど、悲喜こもごもを見ながら感動をしています。

 もう50年近くも前、総理府派遣第10回青年の船の班長として、建国200年のアメリカへ、昭和の咸臨丸と銘打って初めて太平洋を渡りました。その折メキシコアカプルコの港から出航したにっぽん丸の船上から一人の青年が手に持った日の丸の小旗を誤って桟橋に落としてしまい、ちょっとした騒動になりました。故意ではありませんでしたが、メキシコの青年たちの目には日の丸の小旗を投げ捨てたと勘違いされたのです。

 国歌や国旗をその国の象徴として大切にする外国人に比べて、戦争もしない、戦争の悲惨さえも知らない平和ボケした日本の若者たちにどんな教育をすべきか、最後の寄港地となったハワイを出航して日本に帰るまで、日の丸に対する大切な議論をしたことを思い出しながら、日の丸を背中に羽織って誇らしくラストランをするメダリストの姿を見ながら、当時のことを思い出しました。

 

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人間牧場

〇ちょっと手伝って
 私の仕事は、家の敷地内にある家庭菜園の世話、家の周りの草刈り、自宅から10㎞余り離れた人間牧場や港の見える丘などの草刈り作業などがあります。歳をとるにしたがって最近はそれらの作業が重荷になりつつあることを実感しています。

 もう間もなく満年齢で80歳を迎えるため、車に乗れる年数を考えると幾ら頑張っても、6~7年が限界だと自覚をしていますが、最近まで元気だった妻が目の病気にかかり、私が主、妻が従だった私たち夫婦の人間関係を自戒の念を込めてイコール、若しくh妻が主、私が従にならなければならないと思い始めました。

 8月の盆明けに妻の目の手術が予定されているので、最近妻の運転を極力しないように、私がアッシー君になっていますが、ただでさえ忙しい私ゆえ忙しさが余計増え、頭では分ったり納得していても少し憂鬱になってき始めました。

 今日も午前中書斎で物書きをしていると、妻が「お父さん、ちょっと手伝って」と外から声をかけられました。妻は天気が良いので、どうやら窓と網戸の掃除をしているようで、手の届かない所を雑巾で拭いたり外して水洗いした網戸を元に戻して欲しいとのことでした。

 それから延々9時から12時まで3時間、大汗をかきながら手伝う羽目となりました、「ちょっとの手伝い」のつもりが「大事の手伝い」になりました。妻から「お陰で助かった。綺麗になった。ありがとう」と言われましたが、これから私の手助け項目はドンドン増えそうな雲行きです。

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人間牧場

〇蜜蜂の巣箱の継ぎ箱
 真夏・盛夏になるとわが家の周辺にも異変が起こり始めています。何といっても大きな異変はこのところの雨の降らない猛暑で、植えた夏野菜が音を上げ始めました。前もって潅水施設を駆使して谷潅水などを行っていますが、焼け石に水のような状態で、長期予報だとこれからお盆頃までは台風が来ないと雨が期待できないのです。


(巣箱の外に群がる蜜蜂たち)

わが家では家の周囲で蜜蜂を飼っていますが、蜜蜂は暑さに弱く、日照りと高音が長く続くと、巣箱の中の温度が高くなり、蜜蜂たちは巣箱の外に出て羽根を動かして風を送っていますが、中の女王蜂が危なくなるのではないかと心配しています。

  
(継ぎ箱をした蜜蜂の巣箱)

 息子はこの時期様子を見て葦簀を置いたり、継ぎ箱をして努力をしていますが、間もなくスズメバチの週来シーズンにもなるので目の離せない状態が続くようです。今年は家周辺の巣箱に5箱入居してまずまずの状態ですが、さてさて動物も植物も心配の種は尽きません。

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人間牧場

〇ハーモニカを吹く
 先日人形作家の林智美さんから、「先日お渡ししたハーモニカを吹くあなたの人形とともにハーモニカの音色をYouTubeで流したいので、今度にんぎゅを持って行った時是非ハーモニカを吹いて欲しい」と頼まれました。人の前で吹くほどの腕と技量もありませんが、断ることも出来ず安受けあいをしてしまいました。

 昨日人魚の受け渡しが終わったところで、町のシンボル本尊山の見える庭に出出て、「ここで吹いてください」と言われました。この1ヶ月程ハーモニカを吹いたことがなく、練習もせず居合わせた近藤夫妻の前で林さんがスマホの動画カメラを回して一発勝負で吹きました。

 多少噛んだりもしましたが、芸術作品でもない遊び心の延長線上なので、「赤とんぼ」と「ああ上野駅」それに「南国土佐を後にして」の3曲を吹きました。どんなYouTube作品になるのやらです。さすがにこの歳になると「恥ずかしい」とか「失敗したらどうしよう」などと臆することもなくやっていて、今回も大恥をかいてしまいそうです。

 

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人間牧場

〇わが家あれこれ 
 わが家には海の資料館「海舟館」という倉庫を改造しただけの粗末な資料館があります。元々は親父が趣味で集めた古い物や親父自らが趣味で作った木造和船の模型を展示して私と親父が楽しんでいましたが、7年前に親父が亡くなった後は私が引き継いで世話をしています。

 そんなことを地元の知人たちは良く知っていて、ガラクタながら不燃物にするのは忍びないと思われるガラクタが時々込んできます。目利きを効かせて「これは要らない」と断れば簡単に終止符が打たれるのですが、中には「要らなんだら危険物の出も捨てといて」と捨て台詞を残して行く人もいて、疑問符のまま捨てきれないものもあるのです。

 昨日友人が「一本釣り」に使う木製のテグス巻きを3つもくれました。私は海の町に住みながら釣りはしないため、テグス巻きに巻きつけているテグスは家庭菜園の野鳥対策にでも使えますが、さてどうしたもの後とりあえずテグスを一旦解いて、木製のテグス巻きをタワシで綺麗に水洗いしてテクスを巻き替え日陰干しにしました。さてどうしようこんな物です。

 

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〇犬寄トンネル内で軽四トラックのタイヤがパンク
 昨日の夕方大栄経由で東峰のスイカを買いに妻と二人で出かけましたが、あいにくスイカを売っている国道56号線のお店は休みで空振りに終わりました。思案した挙句犬寄トンネルを抜ける山周りの道を選び、買い物をして帰ることにしました。

 東峰トンネルを抜け犬寄トンネルに入って直ぐに、「バ~ン」という大きな音がしたと思うと車が激しく上下に揺さぶられました。とっさのことなので何が起きたか分かりませんでした。前と後ろに車が続いていて、トンネル内ゆえ路側帯もなく危ないのでとりあえずトンネル内を出て100m程走ったところ路側帯に安全を確認して停止し、妻と二人で社外に出て確認しました。

 後輪左のタイヤがパンクし、タイヤは見るも無残に破けていました。地元の自動車修理工場へ連絡して現地まで来てもらおうと思いましたが、自宅は留守なので連絡がつかず、悪いとな思いましたがとっさに谷崎公民館主事さんの顔を思い出し電話を入れ、修理屋さんの電話を調べてもらいました、早速連絡がつきスペアータイヤとジャッキなどの七つ道具を積んで20分ほどで来てもらいタイヤ交換をしてもらいました。

 聞けばこの暑さが原因と思われるタイヤの不調を訴える人もあるようでした。それにしても午後の明るいうちで、しかも修理屋さんが出張してくれ、車検などをお願いしている修理屋さんゆえに気軽に対応してもらい感謝しかありませんでした。一般国道と言えどパンクが原因で大事故につながらなかったことは何よりもの救いでした。修理屋さんありがとうございました。

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〇もう幾つ寝ると食べられるのかな?
 今年も昨年に引き続き家庭菜園でスイカを作っています。今年はツルの伸びも順調に思えましたが、天候のせいか実のなりと実のつくのが遅れているように思いました。

 

「ああ今年も満足いくような結果が出なかった」と半分諦めていました。ところが3~4日前スイカ畑にハクビシンと思われる有害鳥獣が侵入し、まだ照れていないスイカを2~3個食べている後遺症が目視されました。

 早速蜜柑のキャリ―として使っている箱を倉庫から取り出し、上からすっぽり被せる作戦に出ました。ところがどうでしょう。つるを踏まないよう注意をしてスイカ畑に入るとあるはあるわで、大玉スイカ、小玉スイカが20個以上も確認されました。

 あと一週間は間は首を長くして待ちたいと思っています。せっかくできたスイカも美味しく食べたいものです。不作一転大豊作の予感です。

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