人間牧場

〇私は名もなきに等しい田舎のおじいさんですが・・・
 何日か前車を運転しながらカーラジオを何気なく聴いていると、あるラジオ番組に出演した人が、「今は合併して伊予市になりましたが、双海町という夕日の美しい町に若松さんという情熱的な人がいて、様々な地域づくりを長年にわたってやっています」と喋り始め、「えっ俺のこと?」とビックリしました。

 JR下灘駅やシーサイド公園にまつわる物語をかなり長い時間紹介していましたが、その夜その人から私の元へ電話が掛かって来て、「ラジオ番組であなたのことや双海町のことを前もっての了解もなく喋りました。お許しください」と詫びられました。むしろ嬉しいことなのでお礼を言いましたが、ふと昔のことを思い出しました。


(永六輔さんから私に届いたハガキ)

 晩年パーキンソン病を患い、もう黄泉の国へ旅立ちましたが、マルチタレントとして大活躍をした永六輔さんも、自身のラジオ番組で私がやった夕日によるまちづくりを全国放送で紹介してくれました。そのことが縁で夕日のハガキのやり取りが始まり、わが私設公民館煙会所へもやって来たり、フロンティア塾40回目玄冬塾の講師として双海潮風ふれあいの館で講演をしてもらいました。

 

 双海町の栗坂愛先生は只今愛媛大学の大学院大学に通っていますが、その授業で、講師を務めた島根県益田市の大畑伸幸さんやコミスク副代表の遠藤先生が講義の中で私のことを紹介してくれたそうです。常々「他の人が自分のことを語ってくれれば一人前」と言っていますが、まだ半人前で一人前には程遠いながら、あれこれ語ってくれる人がいることは嬉しいことです。恥ずかしながらさらに磨きをかけるようこれからも頑張りたいと思います。

 

 

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人間牧場

〇記憶に残る割合
 物忘れを年齢のせいにしたくはないけれど、人間は年齢を重ねると確実に記憶力は低下するようです。それでも昔のことは覚えているのに昨日今日のことを忘れるのは何故なのか、この疑問も解明できていませんが、物忘れするのは覚えている容量が多過ぎて記憶というコップに入りきらないので零れ落ちるくらいな諦めで日々を過ごしております。

 日々の暮らしの中で記憶に残る割合は、聞いたことは10%、見たことは15%、聞いて見たことは20%だそうです。一番比率が高いのは人に話したことは90%に跳ね上がるというのですから驚きです。だとしたら自分だけで聞いたり見たり、聞いて見たりするよりも、人に話すべきだと思うのですが、残念ながら年齢を重ねると話す相手が段々いなくなり、時には一日中誰とも出会わず、誰とも会話を交わさない人だっているのです。

 私は1・10・100・1,000・10,000+100,000・1,000,000・10,000,000・100,000,000運動を提唱していますがその中の10は1日に10人以上の人と出会い10人以上の人と話すよう促していますが、そのことによって記憶が90%になるとしたらこれは凄いことだと思うのです。私も今まで以上に人に話して記憶に残るよう心掛けたいと思っています。記憶力アップのため頑張れ若松進一です。

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〇ヒマワリ満開夏を彩る
 8月13日の愛媛新聞9面地方版に、上灘駅裏休耕田に地元の人たちが今年初めて種を蒔いたヒマワリが咲いたという記事が載りました。

 地域づくりは勝ち負けではありませんが、全国から観光客が訪れる下灘駅に負けないようにと、地元住民や由並小学校児童ら約50人が草刈りや種蒔きに協力したそうです。

 伊予市、中山町と対等合併して20年、中心部から少し離れた双海町はご多分に漏れず人口減少が大きな課題ですが、みんなで盛り上げようとやっている人々に大きな拍手を送ります。

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〇綺麗なサボテンの花
 3日前わが家の庭に咲いた古代ハスをFacebookで2度に渡ってアップしたところ、沢山の人からお褒めのコメントの書き込みがありました。夏は春ほど花が咲かず、自宅で飼っている蜜蜂たちはどこまで出かけてどのようにして蜜を集めて来るのだろうといつも不思議に思っています。

 今朝ウォーキングの途中で、顔見知りの人の家のブロック塀の上に突き出たとてつもない大きな綺麗な花を見つけたので、家の中に勝手に入ることはご法度なので、塀の外から眺めていると、通りかかった人が「何をしているの?」というので、「綺麗な花が咲いているので外から見ています」というと、その人も「綺麗綺麗」と盛り上がりました。

 私はかつて夕日のミュージアムを運営していた頃、月下美人というサボテンを沢山育てていました。月下美人の花を見る会を主催し、花が咲く時「ポ~ン」と音がするのを聞きました。恐らくこの花も音がしたのかも知れないと思いました。実は3~4日前から蕾が膨らむのを見ていて、今朝は楽しみにして歩いた甲斐がありました。恐らく夕方には萎むものと思われるはかない命の花です。

 

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〇昔の結婚理想は「家付き・カー付き・ババア抜き」でした
 私は昭和45年に結婚しています。その頃は青年団活動が活発で、青年団活動で知り合った男女が結婚することも珍しくありませんでした。当時の女性の結婚相手の理想は「家付き・カー付き・ババア抜き」と言われていました。

 私は見合いで結婚したため、相手たる私の妻も「家付き・カー付き・ババア抜き」に憧れていたようです。しかし1度の見合いで一目惚れした私とお世話してくれた仲人さんたちの猛プッシュで「家付き」だけは確保したものの、カーも免許も持ち合わせておらず、僅かに原付自動車のみで、しかもババアーに至っては、両親・祖母・兄弟5人の内2人までが同居というコブ付きで、最悪の条件でした。

 しかも田舎町ながら一通り何でも揃う八幡浜市から、とんでもない田舎町双海町へ嫁いできたのですから、これは青天の霹靂の何物でもない貧乏くじを引いてしまったようです。しかも仕事はしがない役場職員で、しかも土日もないに等しい教育委員会で社会教育を担当してほとんど家にいませんでした。

 諦めた気持ちながらあれから54年が経ちました。祖母・母・父をあの世に送り、お盆も実家に帰らずせっせと風習を受け継いで、今朝から仏壇にお料具膳を作って供えて祈っています。感謝しても感謝しきれないほどながら、恥ずかしくて「ありがとう」の言葉はかけられませんが、もうそんなに遠くない時に、息子と若嫁にそれらを引き継ぐ予定です。

 

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〇お盆の仏事用意
 今年は11日が山の日で土日祭日が3連休となるため、職場によっては早々とお盆休みになっているところもあって、帰省ラッシュが早まったようですが、4年に一度のオリンピックや夏の甲子園などで、内外共に賑やかでした。

 ところがその喧騒に水を差すように、日向灘沖で起きたM7.1の地震が南海トラフ巨大地震の前触れのようで、気象庁が注意を喚起する発表をしたため、帰省や旅行を思いとどまる人が増えました。

 加えて今日はスピードの遅い台風5号が岩手県に上陸し列島を横断中で、降り始めからの雨量が、例年の1ヶ月に降る雨の2倍の雨が降って、災害が起きる恐れがあるようです。昔は水害や台風といえば四国・九州が中心でしたが、やはり温暖化のせいでしょうか、台風が普通では考えられない岩手県に上陸したのです。

 それでもお盆はやって来るので、今朝は家族総出で天袋にしまっていた祭壇を出して組み立て、父や母の遺影や位牌を仏壇から移し、団子や供え物を並べて用意をしました。14日にはお寺のお坊さんが棚経でやって来ます。妻はお料具膳の準備をし始めたようです。

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人間牧場

〇お盆の長~い休みが始まりました
 同居の長男息子は昨日土曜日ながら会社に出勤し、今日から長~いお盆休みに入るようです。私などはサンデー毎日ですからお盆や正月だからといって特段の休みもなく至って気楽です。

 それでもお盆は先祖の霊が返って来るので、居間に祭壇を出したり、玄関先にも簡単の祭壇を飾るなど、仏事の準備をしなかればならず、14日にはお寺の住職さんが棚経にやって来るので、妻はお団子やお供え物、それにお料具膳を作って供える準備に忙しそうです。

 先日8日に日向灘で発生したマグニチュード7.1の地震を受けてお盆の帰省や予定していた観光を見合わせたりした人もいるようですが、お盆の民族大移動であちらことらで交通渋滞も起こっているようです。

 パリ五輪もいよいよ最終、高校野球も始まり、いつもよりテレビの前に座る時間が長くなっています。今日は次男が子どもを連れて帰省し、いつになく賑やかなお盆の入りでした。

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〇地下足袋と麦わら帽子
 今年の夏は連日35度を越す猛暑日が毎日のように続き、とにかく暑くてじっとしていても汗が流れ、何もしたくない心境ですが、晴れた日には晴れた日の仕事があって、熱中症に気をつけながらあれこれやっています。

 

 私の出で立ちは頭に麦わら帽子、足には地下足袋、腰には蚊取り線香、手には草刈り機、傍に冷たい麦茶を用意して、どこから見てもお百姓さんの格好です。周りの人からは、「もう歳だから無理をするな、気をつけろ」と注意を受けますが、注意する妻も家族も私の仕事の領域まで手を差し伸べてはくれないので、頑固じいさんよろしきを得て、適当に汗を流しています。

 今日は朝の涼しい間に草刈り機に給油した混合油が空になる1時間余りで、家の裏の斜面の草刈りをしました。この10日ほど連日わが家に来客があって、人間牧場の子ども体験塾のサツマイモ畑の草を刈っただけで農作業がはかどっていないので、そろそろ秋の準備をと少々心が焦っています。一雨欲しい今日この頃です。

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〇除草剤の効果
 放任園を耕してドングリから育てた落葉樹クヌギの苗木を作り、クヌギの森づくりを始め7年になります。順調に育ってかなり大きくなり木が林になり森を夢見るようになりつつありますが、その横の漁師さんが亡くなって放任園になっていた畑をひょんなことから借り受け、クヌギの苗木を植えることになりました。

 しかしその畑は既に野生化していて、特にカズラがはびこってこのままでは次のミッションに進めないことが分かりました。そこで一度草刈り十字軍の力を借りて草を刈り、10日後くらいに新芽が伸びた上に除草剤をかける方法を思いつきました。これまで除草剤を使った経験がないしその道具類を持ち合わせていないので、私の義理の弟に頼みました。そしてその筋書き通り50mのホースを現場畑まで引っ張って、除草剤の散布をしてもらいました。

 その後殆ど雨も降らず順調ならカズラが枯れるはずですが、このところ忙しく一度見に行った程度で心配していましたが、今日人間牧場へお盆にお墓に供えるシキビを切りに行った帰り道様子を窺いに立ち寄りました。放任園は除草剤が効いたのか嬉しいことに一面まるで枯野のように黄色くなっていました。さあ次のミッションの準備をしなければなりません。目標設定日は10月5日の「年輪塾公開セミナー&20周年の集い」です。少しワクワク・ドキドキして来始めました。

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〇今年の朝顔
 花の時期が身近い夏を代表する花に朝顔があります。昔子どものいる家は殆どの家で夏休みに朝顔を作って子どもたちが朝顔観察し日記をつけていました。しかし少子化の影響や社会の進展で、親も忙しくそんな煩わしいことをする暇もなようです。

 幸いわが家は同居の長男息子が地域づくり活動の一環として朝顔を育て商業施設で朝顔市をやっているので、その名残や残りの朝顔に水やりしながら、家族で楽しんでいます。日本朝顔には葉っぱやつるにに産毛があっても、西洋朝顔には産毛がなくつるつるだったりすることも初めて知りました。

 今年は斑入りの枝垂れ朝顔が沢山残っていて、息子は私の乗用車専用の車庫の屋上に鉢植えを置き、風流にもつるを垂らして楽しんでいます。中庭にもパイプを組み立て風流を楽しんでいます。厄介なのはやはり朝晩の水やりに手間がかかっていますが、わが妻も朝夕薮蚊に悩まされながら、世話や花を思う存分楽しんでいます。

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