〇忘れかけていた記憶「幸福の鐘」
3日前「夕日を観る会」をするため、午前9時30分から19時まで平成7年に自分が造ったふたみシーサイド公園にいました。行きがかり上持ち場を離れることが出来ないため、従兄弟の吉野英樹さんに頼んで、砂浜でシャボン玉を挙げてもらっていたため、時折砂浜に移動して写真を撮ったり声をかけたりしていました。
20周年ぶりにシーサイド公園はリニュアール工事をしましたが、その折あれこれ作っていたモアイ像や植えていた木々が移動していますが、その中で幸福の鐘や願い石、童謡の小路の歌碑などはそのまま残っていて往時を偲んでいます。その中で幸福の鐘の説明の陶板は違った形で残っていましたが、実はその詩は私の作ったものなのです。
幸福の鐘
真っ赤なデイゴの咲く庭に
幸福の鐘を置きます
幸福になりたいあなたへ
真っ赤に燃える大きな夕日が
海と空を染める頃
幸福の鐘を鳴らしましょう
そして夕日に向かって
幸福になりたいと祈ってください
幸福の鐘は辺りに響き渡り
あなたの願いを叶えてくれるでしょう
幸福の鐘を鳴らすのはあなたです
自分で自分を褒めることはできませんが、夕日に想いを寄せて長年生きてきた私の素朴な心意気で作った詩です。ちなみに幸福の鐘は不幸にもシーサイド公園の海で、不慮の死を遂げた青年の遺族から送られた寄付金で作ったものです。