〇薮蚊の襲撃
台風10号が去った後の四国は、このところ好天が続き、夏野菜の片付けと秋植えの準備のため畑へ出ることが多くなりましたが、日中は気温が35度近くまで上がり、着ている野良着は直ぐに汗でびしょびしょになりますが、午前中は2時間ほど、午後は3時間ほど暇を見つけて畑に出て作業をしています。
熱中症にならぬよう自宅横といいながら家庭菜園で、氷水を入れた魔法瓶を用意して、1時間おきに東屋で休憩をたりながら水分補給をしています。暑さもさることながら一番厄介なのは通称カツボといっている上がり蚊で、蚊取り線香に火をつけて缶に入れ腰にぶら提げていますが、時々ズボンや長袖のシャツの上からも刺されるのです。
「蚊取り線香」という渦巻き状の線香は名前のような蚊は取らず、蚊を寄せ付けない効果しかありません。蚊取りは誇大表示で蚊を寄せつけぬ線香が正しいのかも知れません。あんな小さい蚊がズボンやシャツを通し皮膚に針を刺して人間の生き血を吸うのですから凄いといつも感心しながら、手で叩いてあの世へ送っています。
昔何かの話で聞いたことがありますが、蚊の毒針を真似て痛くない注射針を開発したそうですが、その後あの注射針は一体どんな場所で使われているのでしょう。これだけ刺されると体内に免疫が出来て、腫れたりかゆかったりから解放されてもよさそうなものよと、馬鹿げたことを考えながら今日も暑い畑で孤軍奮闘します。