人間牧場

〇竹トンボ製作
 遊び道具など殆どなかった少年時代、欲しかった肥後守という小刀を親父に買ってもらいました。その小刀をポケットに入れて野山に出かけ、竹や木を使って色々な遊び道具を作って友だちと一緒に遊びました。

 その中に竹トンボがありました。本物のトンボという動物を知っている私は、本物のトンボと似ても似つかぬのに何故竹トンボというのだろうと、「疑問の館」のトンネルの中に入っていましたが、いつしかそんな疑問も忘れ、小刀や竹の鋭い削ぎ先で手を切ったりしながら夢中になって作りました。

 やがて竹トンボが出来ると仲間が集まり海岸の砂浜に出て飛ばす競争をするのですが、作り方によって高さや遠さに差が出来ましたが、友だちの中には器用な子がいて、いつもその子には叶わず悔しい思いをした思い出が残っています。

 先日「お年寄りと昔の遊びをしよう」という集会に招かれ、子どもたちと一緒に体育館で色々な遊びをしましたが、体力こそ負けるものの駒を回したり竹トンボを飛ばしたりすることは、昔取った杵柄で、慣れていず不器用な子どもたちには競争しても連戦連勝でした。

 

 近々子どもたちを集めて竹トンボ作りに挑戦してみようと思っています。宇和島市には竹トンボの達人がいるようなので、是非講師に迎えより高く、より遠くへ飛ぶ夢の竹トンボ作りに挑戦してみたいと話をしています。楽しみです。

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