〇新しい動きを発展させてゆくには・・・・
私が役場に勤め町名変問題の責任を取って産業課へ異動を命じられた頃の双海町は観光などとは程遠い、町民からも「何ちゃないまち」と嘆き節が聞こえる見すぼらしい町でした。
その産業課が主管していた商工振興を担当し、商工会長だった従兄弟の西下芳雄さんと相談して村おこし運動を始めました。町内で獲れたり作られた海産物をセレクトし、ライトバンに積んで行商まがいの特産市や産業文化祭りにも積極的に出かけて行きました。
その折商工会女性部長の大下恒子さんがカリンボウというお菓子を自宅で作り、売り出したところ好評で、あれこれ工夫や改良を重ねながら村おこし産品に指定して大いに活躍しました。
先日偶然にも大下さんの家の門前で恒子さんにお会いし思い出話に花を咲かせましたが、昨日の愛媛新聞9面地方版に「双海の夕日を手土産に」というクッキー開発の記事が載り興味深く読みました。町民が意気消沈する中で奮闘する上田さんの活躍は素晴らしいと思いますが、さてこうした活動を地域の人とともに地域づくりにどう巻き込んで行くのか、知恵が必要なようです。