〇八幡浜蔵福寺での講演会(その2)
蔵福寺は、真下を通る国道197号がドローンで撮影しているように見え、まるで「天空のお寺」とでも表現したいような場所にありました。講演会は13時30分から本堂で、まず住職さんの読経に合わせて参加者全員が般若心経を唱えてから始まりました。ことさらな演題もなく、生玉さんからブログの書き込みのやり取りでお願いされていた、「超高齢化社会をどう生きるか」「肩の凝らない面白くて楽しいためになる話」というリクエストに応えて、思いつくまま90分ほど喋るのです。
失礼があってはいけないと、一応背広とネクタイという正装?で出かけはしましたが、まあ普段着の四方山話といったところでした。参加者は30人程だし、聞く人との距離が近いので、紙芝居風なものを用意して喋りました。話した私が言うのも変ですが、反応は上々で最初から最後まで、眠る人もなく笑い声の絶えない講演会となり、講演後のお茶会も私の吹く下手糞なハーモニカに合わせ、「ああ上野駅」や「南国土佐を後にして」などを、全員が大きな声で歌まで唄ってくれました。
女性に交じり男性もちらほら4~5人いて、中には青年団時代の私を知っている人もいて、嬉しさこの上ないひと時でした。私の妻は八幡浜出身です。私が若い頃憧れた「けいこさん」という名前の女性も一人参加されていて、握手をしたり大盛り上がりでした。このお寺では檀家さんに限らず、来る人拒まずの手合いで日常的にお寺に集まり、畳のヘリを使ってバッグを作るなど、様々な活動をしたり展示会を開いたりしているようで、奥さんの導きや温かく見守る和尚さんの日常に感心させられ、雨の中をほのぼのとした気持ちでお寺を後にして、帰路に着きました。
「天空の 寺のようだと のぞき込む 真下に国道 鉄道見える」
「全員で 般若心経 合唱し 講演始まる 演題もなく」
「肩凝らぬ 楽しい話を リクエスト 思いつくまま 90分も」
「いやあ凄い 色々なこと やっている 奥さん導き 感心しきり」