〇漢字は面白い
子どもの頃初めて漢和辞書を買って貰った時、嬉しくて何日も何日も飽きずにページをめくって遊んでいました。その癖がついたのか、今でも漢和辞典は机の傍の書棚においていますが、最近はパソコンという優れものに目と心が向いて、余程のことがない限り辞書を開かなくなってしまいました。
先日新聞の「企業人「」というコーナーに、著名な人が五つの「き」について、インタビューに応えていました。面白いと思いつつ久しぶりに漢和辞書を取り出し、「き」のページをめくりました。あるあるあるでした。日ごろよく使う「き」は基・生・気・季・起・喜・器・機・来・黄・輝・期・帰・貴・希・樹・記・木・企・危・着・寄・鬼・祈・旗・己・机・稀・規・紀・嬉などなどで、それぞれ意味のある気をつけたい漢字でした。
人工知能が話題になっていますが、凡人の私でも長年の暮らしや学習の中で、「き」というこれほどの漢字を覚えているのですから、人間の知能は凄いものだと、改めて思いました。さて私も「き」のつく「気」にあやかって元気・活気・本気・勇気・士気・覇気などの二文字熟語に注意して、今日も頑張りましょう。
「書棚隅 漢和辞典が 置いてある 最近手にする めっきり減って」
「漢字見て 自分の生き方 考える 『き」と読む漢字 拾い集める」
「『き』のついた 漢字だけでも 面白い きをつけ使おう これから先も」
「わが頭 凡人ながら あれやこれ 人工知能に 負けず劣らず」