〇落ち葉集め
冬場のこの季節は寒くて億劫なため、また草丈もそれほど伸びないので、菜園や果樹園での作業が滞りがちですが、本当はこの時期にこそ剪定や土起こしなど、春を迎える準備をしなければならないのです。昨年秋、カブトムシの幼虫を育てている落ち葉スタッカーの底からモグラが進入し、カブト虫の幼虫が食べられる被害に遭いました。息子は親友の久保さんの協力を得て、長年貯め込んだ落ち葉でできた腐葉土を全て取り出していて、ストッカーの底に金網を敷いて、モグラの侵入を阻止する計画のようですが、このところあれやこれやと忙しく、私に誘いの手を伸ばしてきました。
私もそれどころではなく相変わらず忙しい日々ですが、昨日は午後から親友浜田さんの協力を得て、二人で息子が昨晩ホームセンターから買って帰った金網2枚を、柔らかい電線を使って合わせ縫いし、ストッカーの下に敷く作業と落ち葉集め作業をしました。軽四トラックの荷台側面に分厚いベニヤ板を立て、人間牧場に通じる下浜からの狭い道の路側に風で吹き溜まった落ち葉を、キャリーを使って寄せ集め、荷台に積んで人間牧場へ運び、ストッカーに投入するのですが、これが中々手間のいる作業で、2回往復して何とか一杯になりました。
多分一雨降れば落ち葉は沈み込むので、もう一回落ち葉を拾い集めてさらに上積みし、その上に豚分を入れて、カブト虫の餌となる腐葉土を作ろうと思っています。肝心の主役である息子は、相変わらず口を出すばかりで手を出さず、結局は浜田さんや私の手を借りる羽目になっています。息子は昨晩も遅く帰り、今朝も早く起きて映画会の打ち合わせに出かけたようです。出かける間際、私が落ち葉集めの合間にタブレットで撮った写真を見ながら、満足の様子でした。いつの間にか息子の口車に乗って、どこか可笑しい本末転倒な私自身の姿に呆れ返っています。
「親バカか バカ親なのか 分からぬが いつの間にやら 息子巧みに」
「親友の 手助け借りて ストッカー 底に金網 モグラ対策」
「金網を 張ってその上 沢山の 拾い集めた 落ち葉投入」
「里山を 守る運動 緒についた これから先が 思いやられる」