〇天高く馬肥ゆる秋
台風19号が日本列島に大きな傷跡を残して去りました。幸い私たちの住む四国は台風がかすめただけで、かなり強い風が吹いたものの無傷で乗り切りました。昨日は台風一過の雲一つない秋晴れに恵まれ、わが家の借景である町のシンボル本尊山も笑顔のような姿をして空に映えていました。
この地方は台風被害に合わぬよう早生系稲の栽培をしている人が多いため、稲刈りは既に殆ど終わっていて、稲刈りの終わった田んぼにはまるで田植えを終えたころのように、株元から生えたひこばえが青々と茂って秋風に揺れ、その上をトンボが忙しそうに飛んでいます。
最近は果物も年中出回るため、何がいつ旬なのか分かりにくいのですが、栗や柿など保存の余り効かない農作物が出回り、非農家のわが家へも連日栗や柿など秋の果物が届き、特に手間暇のかかる栗は、専用のハサミを使って鬼皮・渋皮を、テレビを見ながら取って、妻は冷凍保存に余念がないようです。
毎年のことながら人間牧場近くの農家が作っているブドウを、定期的に分けてもらって食べていますが、今年は豊作のようで例年になく長い間食べることができました。ブドウは私も妻も家族も大好物で、あちらこちらにお裾分けしながら、その味を楽しみました。昨日は双子のブドウに出くわし、何かいいことがありそうな予感がしました。
「秋晴れの 雲一つない 青い空 町のシンボル 本尊借景」
「栗もろた テレビ観ながら 皮を剥く 専用ハサミ 鬼皮・渋皮」
「柿・ブドウ 毎日デザート 食卓に 食欲の秋 妻肥ゆる秋」
「珍しい 双子ピオーネ 手に取って 何かいいこと ありそな予感」