〇多くなった葬儀への参列
私は若い頃青年団活動をしていました。また病気にかかったのを機に転職して役場に入庁し、公民館に勤務したこともあって、結婚式や披露宴には指折り数えきれないほど参加しています。結婚披露宴の司会は何と375回もやっているのですから驚くほかありません。しかし年齢を重ねるにつれて結婚披露宴との関りが少なくなり、今では皆無といったところです。ところが60歳の定年を過ぎた頃から、世にいう少子高齢化社会の影響でしょうか、結婚に変わって葬儀への参列がやたらと多くなり始めました。わが家だけでも母・祖母・親父、妻の実家では義母・義父・義兄・義姉、叔父・叔母など、数えきれないほどの縁者を他界へ見送りました。田舎は他人との付き合いも広くて深く、自分の親父やおふくろの葬儀に参列してもらったお返しも、長男である私の努めなので、訃報を聞く度に香典を用意しせっせと出かけています。昨日は新聞のお悔やみ欄で見つけた、西予市明浜に住む親友のお母さんの葬儀に参列しました。仏式葬儀が多い中、昨日の葬儀は神式で厳かに行われ、昔交遊のあった市長さんや親しい人とも久しぶりに出会い、会話を交わすことができました。最近はセレモニーホールを使ったり家族葬形式の葬儀が増えていますが、自分につながる人たちも自分と同じように高齢期を迎えている人が多く、今後益々葬儀への参列が多くなるものと思われますが、心して参列したいと思っています。
「若い頃 やたらと結婚 披露宴 多かったけど 今は葬式」
「毎週の ように葬式 あり過ぎて 喪服一番 出やすい場所に」
「新聞の お悔やみ欄で 訃報知る 遠く離れて いても行かねば」
「仏式が 圧倒的に 多いけど 神式あって 玉ぐし忍び手」