〇スズメバチの駆除作戦(その2)
夕方午後8時ころ、岡田さんはスズメバチの巣を駆除するため大道具類を軽四トラックに積んでわが家へやって来ました。二階の居間でまるで宇宙服のようなスズメバチ駆除防護服に着替え、いよいよ駆除作戦の開始です。
どのようにして駆除するのか興味津々の孫たちは、締め切った襖を一か所だけ少し開けて、私や若嫁と一緒に様子を伺っていました。その内天井裏の天井板を開けると、逃げ惑うスズメバチ数匹が羽音を立てて飛び交いましたが、殺虫スプレーが効いたのか、畳の上に落ちてもがいていました。
ものの5分ほどでしたが、押し入れの上の天袋に入った岡田さんが、白いビニール袋に入ったスズメバチの巣を取りだし、孫たちに見せてくれました。岡田さんはその後持っていた専用の掃除機で屋根裏を掃除してくれました。
夜と言っても真夏に防護服を着て天井裏に入ると、スズメバチの襲撃に逢う緊張もあって、岡田さんは大汗をかいていました。わが家は孫たちの友だちが、私が造ってやったミニハウスにやって来て遊ぶ機会が多いので、刺される心配もありましたが、これで一安心です。蜜蜂たちは知る由もなく、今朝も巣箱から元気に飛び立ち、蜜集めのために働いています。蜜蜂もスズメバチも同じ蜂の仲間なのに、蜜蜂は大事にされ、スズメバチは親の敵とばかりに殺されます。これも人間のエゴでしょうか?。
「スズメバチ ハンターまるで 宇宙服 屋根裏入り 格闘数分」
「逃げ惑う 蜂が数匹 飛び交って 戦闘さながら 襖の陰から」
「サッカーの ボールのような 大きさの 蜂の巣ゲット これで安心」
「蜜蜂は 大事にされるが スズメバチ 親の敵と ばかりに殺され」