〇弁慶ガニ
昨日の夕方、夕食を終えてウォーキングに出ました。昨日は蒸し暑く、いつもの速さで歩きましたがかなり汗をかきました。少し暗くなった川向うの道を歩いていると、見慣れぬ若い女性が2人、うずくまって何やら地面を見ていました。言葉遣いからしてその女性が近くの水産会社で実習生として働いている人たちだと、直ぐに分かりました。
日本語で話しかけると、片言の日本語で応じてくれました。私「何をしているの?」、女性「カニを探しています」でした。その場を離れて清流橋付近まで来ると、街灯に照らされた足元に無数の弁慶ガニが橋を渡っていました。急いでベトナム人女性の所まで引き返し、「カニが沢山いる」ことを告げると、小走りで橋の袂まで来て、夢中になって弁慶ガニを手で捕まえ、ナイロン袋に入れていました。
「そんなに捕まえて何にするの?」と尋ねましたが、二人は私の問いかけにも答えず、夢中になってカニと戯れていました。毎年この時期になると天一稲荷神社下の周辺では、弁慶ガニが沢山見かけられますが、車道のため車に踏み潰されてあえなく死んでしまうものもあるようです。
弁慶ガニは干潟や岩陰で暮らしていますが、食用にしないためこれほどいても誰も見向きもせず、私もその生態に興味があって一度調べてみたいと思っていますが、中々その機会に巡り合うこともありませんでした。写真だけでも撮ろうと家まで引き返し、単車で清流橋まで引き返しましたが、この日は街路灯に無数の害虫が集まり、体中虫がまとわりつくので、早々に引き上げました。
「ベトナム人 若い女性が 暗がりで 弁慶ガニに 夢中になって」
「橋の上 弁慶ガニの 大移動 いやはや凄い 早速写真」
「無残にも 橋の上には カニ死骸 あちこち産卵 心が痛む」
「子ども頃 弁慶ガニを 捕まえて 遊んだ記憶 蘇りつつ」