〇出普請作業のお礼
昨日は好天に誘われ、人間牧場の草刈りに出かけました。人間牧場に通じる下浜からの山道にさしかかると、地元の人たちが何人か道の出普請作業をしていました。間もなく梅雨入りするこの時期と収穫作業の始まる初秋の年二回するようです。
作業中の道は年中利用させてもらっているので、作業に出ない私は何か後ろ髪惹かれる思いがしました。夕方帰宅途中で同じ光景に出会ったので、同乗していた妻が「いつもこの人たちのお陰でこの道が通れるので、何かお礼をしなければ・・・」言うのです。
途中にあるくじらという妹の店で、持ち合わせていなかったのでお金を借り、下浜の三井酒店まで引き返し、ビールを1ケース買い求め、慰労会をしている池久保集会所まで持参して、区長さんにお礼を言いました。区長さんは驚いた様子でしたが、私のお礼を快く受け取って喜んでくれました。
くじらで待っていた妻と合流して帰宅し、再びお金を返しに行きましたが、何気なく通っている過疎地の山道も、数少ない人たちがこうして出普請で守ってくれているのです。田舎のこうした古いと思える付き合いが嫌だと、他所から来た人は言いますが、これぞ地域の誇りうるコミュニティなのです。皆さんありがとうございました。
「出普請の 作業出くわし 後ろ髪 引かれる思い 何とかせねば」
「酒店で ビール一箱 買い求め 慰労会場 お礼の持参」
「何気なく 通る田舎の 道だけど 多くの人が 地道に守って」
「出普請は 地域の誇る コミュニティ 黙々作業 頭が下がる」