◯人事異動の季節です
3月末のこの頃は人事異動の季節です。既に現職を退職して、異動に無縁なサンデー毎日の私には、人事異動など何の関係もありませんが、知人友人のことや、ボランティア活動、社会活動のことを思うと、少し気になる今日この頃で、既に何人かの知人友人から、異動、栄転、退職などの情報が入っています。多分明日には大半の移動内示が出揃うため新聞にその情報が載るものと思われますが、異動する人も残った人も頑張って仕事をして欲しいと願っています。
私は現職の頃、教育委員会から産業課へ、産業課から企画調整室へ、企画調整室から地域振興課へ、地域振興課から特別職の教育長へ、35年間の地方公務員生活で、僅か4回しか異動をしていません。しかもその職場は同一敷地内にあったため、そんなに違う世界ではありませんでした。それでも年度末が来ると期待と不安が交錯して、自分の心の弱さを感じたものでした。
今になって思えば、どこかで人事権を持った誰かが、様々な想いや経歴を勘案して異動人事案を作成していたのでしょうが、教育委員会から産業替え異動を命じられた一枚の辞令に涙したり、課長以外部下のいない地域振興課の課長に抜擢され、大きな夢を膨らませた一枚の異動辞令は思い出に残るものでした。
異動は自分の人生に大きな影響を与えます。それまでの仕事を後任に引き継ぎ、新しい職場で前任者から新しい仕事を引き継がなければなりません。不安と期待の交錯する中で、自分らしさを発揮するのは容易ではありませんが、想いを持てば新しい境地が開けてくるものです。
「この時期は 人事異動の 季節です 栄転・左遷 退職などなど」
「異動案 どこかで誰かが 策を練る 一枚辞令 変る人生」
「この時期が 来る度思う 過去のこと 懐かしきかな あの日あの頃」