人間牧場

〇今年もツバメがやって来た

 昨日の昼頃、外出先から自宅に帰ると、車庫の中へ勢いよく鳥が一羽飛び込んで来ました。よーく見るとツバメでした。昨日は彼岸の入りなので、もうそんな時期かと春の来たことを実感して嬉しくなりましたが、どうやらこのツバメは斥候のようで、古いツバメの巣の辺りを見届けた後、足早に何処かへ飛び去りました。

 聞くところによるとツバメは冬越しのため昨年の秋彼岸の頃、南の方へ旅立ちますが、どこら辺りまで飛んで、どの辺りで過ごしたのかは知る由もありませんが、毎年こうして古巣に帰って来る動物の本能的行動は、凄いものだと感心するばかりですが、これからまた半年わが家の車庫は、わがままなツバメに占領されるようです。

ツバメの欠点は糞をどここことなく落とすことです。車庫には私の愛車を置いていますが、屋外に置いている軽四トラックを日常的に使うため、ツバメが落とした糞に1週間も気づかずにいると、糞は固まり中々落ちず、糞害に憤慨とダジャレにもならない被害に遭うのです。

妻は「ツバメが戻ると縁起がいい」と信じ込んでいて、何度か車庫のシャッターを閉めて追い出そうとしたものの、「ツバメの糞は洗えば落ちるのだから」と妻の猛反対にあって、あえなく頓挫してしまいました。「洗えば落ちる」と言う妻は車を洗うこともなく、結局は私の骨折り損になるのです。まあそんなに目くじらを立てて妻と反目することもないので、今年も諦めの心境で、ツバメに「お帰りなさい」と言葉をかけてやりました。

「彼岸入り 車庫にツバメが 飛び込んで 春が来たよと 言ってるようだ」

「このツバメ どこでどうして 冬越した? 今年もわが家 選んで帰る」

「車庫愛車 これから半年 糞害に 会わねばならぬ 憤慨しつつも」

「ツバメの巣 中古住宅 土運び 修理おさおさ 子育てまでに」

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