〇史談会の方言学習は面白い
都合で1週間遅れた一昨日の火曜日、双海町史談会の定例会が行われました。この1年ほど双海の方言についてみんなで座談しながらまとめています。方言は時代の進展とともに廃れていく運命にある言葉だけに、出来れば冊子にしてまちづくりに活用したいと思っていますが、先立つのは資金で、資金を用意するのは上に立つ人の力量だと、昔から言われているので、その気になって取り組まなければなるまいと思い、本格的に当てを探し始めました。
私たちが子どもの頃は、人の往来もそれほどなかったため、 日常的会話は方言で話していました。しかし学校教育ではむしろ方言を古いと否定して、標準語で話すよう指導されました。自分の言葉が普通の人の話し方と少し違うようだと意識したのは、私が高校生になり地元を離れて宇和島へ遊学した時でした。方言丸出しで話す私の言葉を学友は、笑いの対象にしておどけて見せました。逆に独特の方言と思える宇和島の人の言葉も可笑しくて、多勢に無勢なので思い出しては一人笑っていました。
青年団に入り東京で開かれた青年問題研究集会に参加した時、青森県の人と鹿児島県の人が話す方言丸出しの言葉を聞いて意味が分からず、「これ日本語?」と思ったのも無理からぬことでしたが、その後義務教育の力やテレビの影響によって、日本中が標準語となった今では、むしろ民俗学上は味気ない言葉となり、最近はむしろ方言を日本の文化として見直したり喋ろうとする動きがあることは喜ばしいことだと思っています。この1年をめどにまとめ上げ、一冊の本に出来るよう努力したいと小さな夢を目標に掲げました。夢はドリームではなくターゲットです。
「史談会 方言学習 大笑い いなげな言葉 みんな持ち寄り」
「この中じゃ 私も既に ロートルに あげなそげなと 言って笑われ」
「例会で、残しておきたい ベストテン 手を挙げ投票 大体一緒」
「方言を 本にまとめて 出版を 金の工面は 上に立つ人」