〇裏山の杉・桧の枝打ち作業
私たちの町双海町は瀬戸内の伊予灘に海に面して、冬は海が荒れますが雪も降らず比較的温暖です。しかしすぐ海すぐ山と形容されるように、南側は急峻な山が迫っていて、陽当たりが欲しい冬のこの時期は一日中陽が当たらないのです。何とかこぼれ陽でもと思い、裏山の持ち主の了解を得て、木々の枝打ちなどをしていますが、中々思うに任せません。
昨日は裏山の杉や桧の木に長い梯子をかけてよじ登り、下枝を切り落としました。木から落ちれば年寄りの冷や水と笑われるばかりか命取りになるので、足を踏み外して落ちないよう慎重に作業を進めました。鋸で手首ほどもある大きな枝を空中で切るのは容易ではありませんでしたが、1時間ほどの作業で陰になっていた枝を切り落とすことができました。
さあそれからが大変です。地上に落ちた枝の枝葉を取り除き、畑の隅まで運ぶのですが、これが中々厄介でかなり時間を費やしました。枝葉は畑の隅に山積みして枯れるのを待ち焼却処分する予定です。また大枝はチェンソーで適当な長さに切って薪を作り、倉庫の隅の薪置き場に積んで、餅つきやヒジキを茹でる燃料にする予定ですが、この作業は息子の手助けが必要です。
陰切りをしたお陰で、幾分裏山がすっきりし、昼間はこぼれ陽が差すようになりました。もう2週間もすれば立春です。待ち遠しかった太陽の光が庭や畑に半年ぶりに戻って来ます。陽の当たらない冬があるからこそ、太陽の恵みの有難さを感じると思えばものは考えようで、この地に住んでいることの有難さもあるようです。
「裏山の 杉や桧の 木に登り 枝打ち作業 落ちないように」
「枝打って 地上に落ちた あれやこれ 片付け作業 一苦労あり」
「少しでも こぼれ陽欲しい 冬わが家 枝打ち作業 少し明るく」
「一年分 薪も一緒に ゲットした 一石二鳥 疲れ吹っ飛ぶ」