人間牧場

〇とてつもなく大きな学生服に驚きました

 2日前、義姉の納骨で妻の実家のお墓にお参りしました。その帰り道八幡浜市の商店街を通りました。妻が子どもの頃や若い頃は賑わっていたという商店街も、正月だというのにご多分に漏れず少し寂しい人通りでした。

こんなデッカイ学生服は見たことない

それでも日常よりは華やいだ雰囲気で、相変わらずシャッターの降りたお店は多いけど、正月用のディスプレイもあって、のんびりゆっくり、妻の記憶説明を聞きながら歩きました。

その中に「しみず&キャンバス」という学生の制服を扱う洋服屋さんがありました。高いアーケードの上にとてつもなく大きな男の学生服と女のセーラー服がぶら下げられていて、ひと際人目を引きました。

「これは凄い」と思い、タブレット内蔵のカメラで一枚写真を撮りましたが。所変われば話題になるはずのこんな店主の意気込みも、田舎では話題にすらならないのも、少し寂しい感じがしました。

田舎の商店街は「売れないから止める」「歳だから止める」といったあきらめムードがこの30年ず~と続いています。多分郊外のチェーン店に押されて、後10年もすれば消えてなくなりはしないまでも、益々衰退の一途を辿ります。焦ってももがいても、寂しいかな悲しいかなです。

「嫁ぐ前 この商店街は 夢通り だったと妻は 説明するが」

「正月の 賑わいもなく ひっそりと 何でこうなる これからどうなる」

「アーケード ひと際大きい 制服が 度肝を抜かれ 口開け見入る」

「田舎には 田舎の良さが あるけれど 車と道が 幸せ奪う」

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