〇正月を迎える準備のお手伝い
昨日は妻の年越しや新年を迎える準備の手伝いをしました。手伝いをしたと言っても妻の指示することをやっただけです。まず庭にかまどを出して火を焚き、お煮しめを炊きました。鍋で出汁を取った中へ大根、里芋、コンニャク、昆布、レンコン、厚揚げなどの具材を入れ、味付けをして弱火でじっくり煮込みました。
時々味見をしましたが申し分のない味に仕上がりました。その後羽釜でお湯を沸かして、うどんと蕎麦の生麺を茹でました。うどんは20分、蕎麦は10分で茹で上がり、冷水でしめてザルに一人前ずつ小分けしました。蕎麦は年越し運蕎麦、うどんも運どんと、縁起のいい食べ物とされ、肉とともに味付けしたゴボウをふんだんに入れて食べましたが、運が回ってくるような気になりました。
昨日は途中、町内の土木会社のお父さんが81歳で亡くなり、その葬儀が13時からあるので参列し、帰宅後頼んでいた寒ブリが届いたので、親類や知人に分配して回り、年末大みそかは今年も大忙しの一日となりました。たった一日ですが、除夜の鐘を挟んだ大晦日と正月は、毎年のことながら暮らしが一変したような感じがしました。
警察官をしている三男も久しぶりに帰って来て、穏やかないいお正月を迎えることができました。わが家は本家だし長男ゆえ、国内旅行や海外旅行に出かけたり、家を留守にすることもできず、若い頃はそういうしがらみのない人たちを多少羨ましく感じだ時代もありましたが、この頃はこんな何気ない暮らしの中に幸せがあるんだと思うようになったのも、やはり歳のせいでしょうか。自分の年齢を考えるとあと何年、こんなありふれた幸せを感じることができるのでしょう。
「庭先に かまどを出して 煮物する 焚火赤々 とろとろ燃えて」
「うどん・蕎麦 羽釜で茹でて 準備する 肉とゴボウも 味付け煮込む」
「忙しいが あれこれしつつ 何気ない 暮らしの中に 幸せ感じ」
「健康の 秘訣は手作り 料理食う 妻の手料理 天下一品」