〇薪ストーブの火入れ
北海道から比べれば南国四国ゆえ、日中は20度近くまで気温が上がり、少し畑仕事などをすると汗ばみますが、早朝は10度近くまで外気温が下がり少し肌寒く感じるようになりました。日中と朝晩の気温差が10度以上になると体温の調節が難しく、また衣類などに余りこだわらない私でも、「今日は何を着ればいいのか?」と迷ってしまいますが、わが長男息子は家に居る時年中半袖半ズボンで過ごしていて、「寒くないのか?、風邪でも引いたらどうする」と問いかけても、「別に寒くない」と平常心を貫いています。
一昨日は人間牧場に愛媛大学の社会人学生がやって来て講義をするので、寒くては大変と少し早めに家を出て、水平線の家の土間にしつらえている薪ストーブに火を入れることを思いつきました。家の周りには杉落ち葉や枯れた小枝をそこら辺に沢山落ちているので、拾い集めて火入れをしました。アウトドア―な暮らしをしている私は、たった一本のマッチで火をつけれる裏技?を自慢していて、この日も目論見通りマッチ一本で確実に火を付けました。今年初めての薪ストーブへの火入れなので、何年か前煙突から入ってストーブ内に小鳥が巣をつくったことを思い出し、ストーブの中を確認しましたが、今年は大丈夫のようでした。
ストーブに薪をつぎ足し、学生さんが集まるまでに部屋をすっかり暖かくして迎えることができましたが、私が講義をする間誰も薪を入れなかったので火が消えかかり、昼休みに再度火をつけたものの、その後も薪を入れることができず、温度が上がったことをいいことに、火は自然消火となりました。これから日に日に気温が下がり、人間牧場での活動には薪ストーブが欠かせなくなります。ストーブやかまど、それにピザ釜用の薪は、数年前から折に触れ薪割りをしてストックしているので、安心して冬を迎えられそうです。
この日妻はお客さんを迎えるために、私が収穫して晒した天草を使い、フルーツゼリーを作ってくれました。寒天を沸かし布袋で越してオレンジジュースや砂糖を加え、フルーツ缶詰を入れた容器に流し込み、冷めたら冷蔵庫で冷やすといった、多少手の込んだスイーツですが、3時のおやつに出したところ、皆さん「美味しい美味しい」と言って喜んで食べてくれました。人間牧場も家の横にある煙会所も、こうして目には見えない家族の協力で成り立っています。ストーブに火を入れながら感謝の心を持ちました。
「南国の 四国と言えど 朝晩は めっきり冷えて ストーブ恋しく」
「杉落ち葉 小枝を拾い ストーブに マッチ一本 火入れ赤々」
「ストーブの 温さ格別 何となく 心も体も ほっこり気分」
「わが妻が 天草使い 手作りの スイーツふる舞う みんな美味いと」