〇トイレットペーパーの幅
わが家には本宅1階と2階、隠居と煙会所の4カ所にそれぞれトイレがあります。田舎ゆえいずれも合併浄化槽処理の水洗トイレです。本宅2階のトイレは息子たち家族専用で、本宅1階のトイレは、私たち夫婦と孫二人が使っています。それゆえトイレの掃除は有難いことに、何と息子が週に一回程度掃除をしてくれるのです。トイレにはトイレットペーパーが備え付けられていますが、昨日孫が学校から帰ると直ぐに、我慢して帰ったのかトイレに駆け込みました。
孫2は小学校3年と5年ゆえ、まだ恥も外聞もなくトイレのドアを開けたまま平気で用を足しています。時々見る気もなしに見ると、トイレットペーパーを遊び半分で引っ張り出して手にグルグル巻きをして使っています。聞けば2階のトイレのペーパーは2重になっているのに、1階のペーパーは1重だからと小理屈を並べていました。トイレットペーパーの使い方に目くじらを立てるほどのことではありませんが、勿体ない世代の私たち夫婦は何かにつけて、ついつい教育的指導とばかりに注意をしてうるさがられるのです。
毎日使うのに余り考えたこともないトイレットペーパーについて調べてみると、幅は114㎜のようです。これはアメリカの4.5インチを基本に決められているようですが、最近トイレットペーパーの原料である古紙が不足気味で、107㎜と少々短めのペーパーもあるようで、僅か7㎜しか違わないのに、使用時にトラブルで手が汚れることもあるようだという話を聞きました。新聞紙の切ったものやちり紙を、落とし紙として使った経験のある私たち世代にとっては、ウォッシュレットも含め隔世の感がしますが、114㎜を頭に入れて用を足すと、また違った趣があります。
落語ではありませんが、公衆トイレに「備え付けのもの以外流さないで下さい」と注意書きをされているのを見て、じゃあ大便はどう処理すればいいのか迷ったという、笑い話にも納得しきりです。それにしてもわが家のトイレは、トイレに入れば自動的に蓋が開き、終わって立てば自動的にセンサーが働き流して蓋が閉まる優れものです。「トイレは文化」というそんなキャッチフレーズも最近は当たり前になってしまいました。
「孫たちが トイレットペーパー よく使う 勿体ないと 注意何度も」
「何気なく 使っているが 幅いくら? 知らないままで 使ってました」
「ペーパーの 幅はどれでも 114 アメリカ真似て お尻清潔」
「わがトイレ 蓋の開き閉め 自動です 便利な世の中 人間退化」