〇五省
パソコンの余り好きでないことを自認する私ですが、毎日2本のブログを書いたり、パソコンでfacebook仲間と交信したり、メールのやり取りなどで、結構パソコンに向かい合う時間は多くなっています。有難いことに今のところ目の状態も、裸眼で新聞を読めるほど良好だし、パソコンにもこれといったトラブルや不具合もなく、落ち着いた日々です。
今年から聖カタリナ大学で非常勤講師を務めることになり、後期の毎週水曜日が講義日なので、講義のシラバスやレジメを作る事前学習があって、いつもより少し多めの時間をパソコンに費やしていますが、時々パソコン嫌いが頭を持ち上げて長続きせず、天気予報やニュースを読んだりして息抜きをしています。
当てもなく色々とヒットする画面を見ていると、「海軍五省」が出てきました。先日松山市八坂公民館に招かれて、二宮金次郎の至誠・勤労・分度・推譲という4つの教えを話したばかりだったので、五省の一番目に出てくる至誠が五省にヒットしたようでした。海軍五省は昭和7年、当時の海軍兵学校長松下元少将が、兵学校生徒に日々の各自の行為を反省させて、明日の修養に備えさせるため創始したものです。
一、姿勢に悖るなかりしか・二、言行に恥ずるなかりしか・三、気力に缺くるなかりしか・四、努力に憾みなかりしか・五、不精に亘るなかりしかを読みながら、一日を反省しないままうかうか過ごす自分の疎かさを思いました。至誠=誠実さや真心と人の道、言行=発言や行動、気力=物事を成し遂げようとする精神力、努力=目的を達成しようとする意志と行動、不精=怠けたり面倒くさがるなど、自分とどう向き合って生きるのか、今の生き方に通じる教えでした。悖る=もとる、恥づる=はずる、缺くる=かくる、憾み=うらみ、亘る=わたるという中でも、悖ると缺く、憾みは読みにくく書きにくいです。
「パソコンを 相手に気晴らし ゲームなど しない私は あれこれ学ぶ」
「もし私 身近所に パソコンが なければ何を してただろうか」
「毎日を 反省もせず ただ生きる これでよいのか 猛省しきり」
「スマートで 目先が利いて 几帳面 負けじ魂 船乗りモデル」