人間牧場

〇昨日は三隣亡でした

 嫌な出来事が続いて起きると、「今日は三隣亡で散々な日だった」と何気なく口にします。三隣亡は家を建てる時殆どの人は暦を見て大安吉日を選びます。災いが起こるとされる三隣亡だけは避けるという迷信があるようですが、昨日は私にとっては小さな災いが3つも続き、まさに三隣亡的な一日でした。

まず一つ目は、裏庭に設置している蜜蜂の巣箱の底板の掃除をしようと思いつきました。この時期は巣箱の周辺をスズメバチが、蜂を狙ってウロチョロ飛び回り、蜜蜂を刺激し敏感になっているので、刺されないよう注意をして防虫ネットを被り、手袋をして作業を始めました。案の定蜜蜂が何匹か顔辺りに突進してきましたが、被った防虫ネットのお陰で難を逃れたものの、ゴム長靴とズボンの隙間に蜜蜂が一匹入り込み、もも付近を刺されてしまいました。幸い大事には至らず少し腫れた程度でした。

 二つ目は、トマトなどの夏野菜の垣にしていた竹材が朽ちたので、焼却処分しようと思い立ち、長靴で踏んでは小さく折り、畑の隅の焼却場で先日剪定作業をして積んでいた残材も一緒に処分しました。竹を折るべく踏んだ途端その竹が折れずに跳ね返り、注意をしていたものの顔を直撃しました。唇辺りに血が滲み、ただえさえ男前の顔に少し傷が出来てしまいました。妻に薬を塗ってもらいましたが、幸い大事には至りませんでした。

3つ目は、畑の草刈りをしようと順調に刈り進みました。この時期はクモの巣がやたらと多く、手で払っては進むのですが、夏ミカンの木の傍で、クモの巣の中に顔や頭を突っ込んで、べたべたと張り付き、クモの巣だらけになってしまいました。こんなことはしょっちゅうあるので別に気にしませんでしたが、二度あることは三度あったクモの巣を四度目の予兆と思いはじめ、早々に作業を止め、草刈り機を片付けて昨日の作業を終えました。私にとって昨日は三隣亡にも似た一日でした。

「散々な 一日だった 三隣亡 大事に至らず 何とか乗り越え」

 「もも付近 蜂に刺されて 少し腫れ 薬を塗って 何とかしのぐ」

 「折った竹 顔面直撃 火花散る 唇辺り 少し血にじむ」

 「クモの巣の 中に頭を 突っ込んで クモの巣だらけ スパイダーマン」 

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