〇カミキリムシは1匹10円でした
私たちは人間の目で見える世界の中に生きています。私の身長は167㎝なので、150㎝そこそこの高さで見ていますが、空を飛ぶ鳥たちはまるでドローンのように、空中から下界を見下ろし、時には地上に降りて上空から見つけた獲物を食べて生きています。
一方虫には蜂のように羽根のついた飛ぶ虫と、アリのように飛べない虫に大別されますが、虫たちは地上を自分たちの目的に沿って這いずり回って暮らしています。人間が害虫と思っている虫たちも、それなりに知らない部分で地球の環境を守るために貢献していることを思うと、やたらと殺すことはできず、「一寸の虫にも五分の魂」だと思うのです。
昨日庭先で綺麗な色のカミキリムシを見つけました。私が子どもの頃は、このカミキリムシがミカンの木の根っこを食い荒らし、木を枯らしてしまうことから、1匹10円の賞金が懸けられ、子どもたちはミカン園を這いずり回ってカミキリ虫を捕まえ、農協に持って行って換金し小遣いを稼いでいました。今はそんな動物虐待をすることもなくなったため、庭先でしょっちゅう見かけるようになりました。
カブト虫は子どもたちに人気がありますが、私に言わせるとカミキリムシも独特の模様があって、カブト虫より素敵な昆虫だと思うものの、子どもたちはカミキリムシなどには目にもくれず、カミキリムシから言わせるとまるで天国のような生活を送っているようです。インターネットで調べてみると、カミキリムシには種類が沢山あって、まさにワンダーランドです。面白い世界です。カミキリムシはどんな世界を見て暮らしているのでしょうか?。
「鳥の目や 虫の目人の目 色々な 世界広がり 楽しそうです」
「庭先で カミキリムシを 見つけたり 自然の造形 思わず見とれ」
「その昔 カミキリムシに 賞金が 懸けられ子ども 小遣い稼ぎ」
「カブト虫 夢中になるが カミキリも 結構種類 多くて楽しい」