◯往復650キロ・13000歩の小さな日帰り旅(その2)
急な思いつきで夫婦で出かけた広島への旅は、まず天下の名勝安芸の宮島です。汗をかきながら社殿を見学した後、紅葉谷からロープウェイで弥山に登りましたが絶景でした。これまで何度も宮島を訪れていますが、弥山は初めてであり妻も私も感激の面持ちでした。宮島は歴史ある厳島神社と島の殆どの自然林が世界遺産に登録されていて、ロープウェイで上空から眺める景色はまるで空中散歩をしているようでした。
下山し商店街を歩き、食堂に入って私は名物のアナゴ飯、妻は牡蠣鍋丼を食べましたが絶品でした。それにしても暑い一日で、午前中にもかかわらず大汗をかいてしまいました。食事の後フェリーで宮島故口まで戻り、妻のたっての希望で岩国の錦帯橋を訪ねることにしました。帰省客の影響であちらこちら車が混んでいる旨の情報が流れ、その都度逃げ道を1時間ほど走って迷うことなく錦帯橋へ到着しました。
河川敷に車を止め、錦帯橋の下を流れる鏡川の清らかな流れを見ながら橋を渡り、武家屋敷通りも散策しました。私にとっても錦帯橋は思い出の場所でもあります。錦帯橋の近くのホテルで開かれた全国大会の講演会で、名人に描いてもらった似顔絵は、その後大きな反響を呼び、私の裏が味噌の似顔絵名刺誕生のきっかけとなりました。宮島は広島県、錦帯橋は山口県ですが、錦川に架かった四重連の太鼓橋も天下の名勝です。
「宮島は 何度か訪ねた 場所なれど 弥山山頂 今度初めて」
「ロープウェイ 乗って宮島 空の上 下界見降ろす これも趣」
「妻は牡蠣 私アナゴを 注文し 二つの味を 楽しみました」
「錦帯橋 宮島県は それぞれに 違うけれども 近くにありて」