〇罪にならないのかビワ泥棒
今年は冬の寒さがことのほか厳しく、南国四国でも里に積雪がありました。こんな年は寒さに弱い果物ビワは、花や実が凍死してしまい不作のようだと、近所の人が話していました。同じ組内に住む近所の人は、3年前農家の人にビワの接ぎ木をしてもらったようですが、3年目の今年は100個ほどなって袋をかけて熟すのを楽しみにしていました。
ところがそろそろ食べごろと思た矢先のこの数日前から、悪態の代表選手であるカラスの空中攻撃に遭い、僅かに3個だけ味見しただけで、残りの97個はものの見事にカラスの餌食となって、悔しがっていました。昨日雨の中傘を差してその付近を通りましたが、カラスが啄んだビワの袋に加え、ビワの皮や種がそこら辺に散乱して、醜態をさらけていました。
ビワ泥棒の正体は全身黒いカラスであることは、本人が目撃しているので明らかです。もし私がこのビワを97個も黙って採ったら、警察に被害届が出され私は罪になるはずですが、カラスゆえ被害届を出すこともできず、まさに完全犯罪が成立し泣き寝入りといったところです。昨日は追い打ちをかけるように被害に遭ったビワの木のそぐ傍に植えている、スイカが被害に遭いました。
スイカはようやく花が咲き実をつけ始めていて、人間様が収穫して食べれるようになるのには、まだ1ヶ月近くかかる予定で、美味しくないはずなのに、有害鳥獣対策として張り巡らせた漁網をかいくぐって、3~4個も食べられたようで、踏んだり蹴ったりの被害にすっかりお手上げ気落ちのようでした。他人ごとではなくわが菜園にも同じ犯人と思われるカラスが飛来し、熟したトマトを2~3個持ち去られました。早速雨が上がれば天井網を張って空中戦に備えたいと思っています。さあ有害鳥獣と私の知恵比べ戦争です。(いいねボタンを押さないでください)
「袋掛け したビワカラス 標的に 空中戦にて 全て全滅」
「ビワの木の 辺りは無残 ちらかして 戦争の跡 なま生しくも」
「スイカまで 被害に遭って やる気失せ 怒り心頭 誰にはけ口」
「他人ごと ではない思い 漁網張る 算段雨が 上がりゃ早速」