人間牧場

〇今年最後のディナーショー

 街中ではイルミネーションが輝き、ジングルベルの音楽が鳴って、赤と白のクリスマス色に染まっています。日本人ゆえ、仏教ゆえ、最初は違和感のあったクリスマスを祝う諸行事にもすっかり慣れて、今では年中行事として定着しています。毎年この時期になると、親友のソプラノ歌手二宮典子さんからディナーショーの招待切符が送られてきます。二宮さんと私は日本銀行松山支店内にある金融広報委員会から、金融広報アドバイザーを委嘱されていて、この数年一緒に金融教育実践校へ出かけたりして、色々と気心知れた交遊を重ねています。

ソプラノ歌手二宮典子ディナーショー
楽しいディナーショーでした

 二宮典子さんはソプラノ歌手、私は人間牧場主という、二人の肩書を聞いただけでは首をかしげるほど縁も所縁もないような感じもしますが、この異質さが受けて二人ともそれなりの引っ張りがあり、何かと忙しく走り回っています。もう5~6年前からディナーショーは、1年に3回招待されるままノコノコと出かけていますが、昨晩の会場となっている全日空ホテル3階のホールへ、午後6時30分の開場10分前に到着し、指定席に座って回転卓に運ばれてくる料理を皿に取りながら食べながら、アルコールのないビールを少々飲みました。

 ステージは食事が始まって40分余り経って始まりました。二宮典子さんがシックな黒いドレスで歌いながら入場してきました。ピアノやクラリネット、ドラム、大きなベースギターの生の演奏が腹底を揺るがせました。まあそれから約1時間半、二宮さんは数多くの歌を息もつかないように延々歌い続けました。外国の知らない歌もいっぱいありましたが、歌が終わる度に大きな拍手が会場を包み大盛況でした。今回は小さな天使も2人登場して歌い、やんやの喝采で会場を盛り上げました。このディナーショーが終わるといよいよお正月の準備です。

  「年三度 全日空の ホテルにて ソプラノ歌手の ディナーに招かれ」

  「野暮男 似ても似つかぬ ディナーショー 真面目腐って 歌に聴き入る」

  「どうすれば あんな大声 出るのだろう 長年日ごろ 鍛錬するから」

  「街中が クリスマス色 彩られ 私までもが 何だかウキウキ」

 

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