人間牧場

〇双海町で火事

 昨日の午後2時半ころ、町内の有線放送で「双海町池久保で火事!!」という緊急放送がありました。友人のお母さんの葬儀から帰った直後だったし、池久保という地名と聞けば、「もしや火元は人間牧場では!!」と思い、少し心が動転しました。火元がどこか探しようもなく、妻が消防署へ連絡を入れる消防署本庁が出て、「火事の火元は個人情報やプライバシーを守らなければならないから、教えることはできません」と断られました。妻が「池久保には私の家の所有する人間牧場という施設があって、火元なら大変なので教えてください」と問い詰めると、「火元は若松さんではありません」と言われて多少ホッとしたものの、火事や類焼を心配しているのに個人情報もないもんだと、多少疑問に思いました。

 それでも納得できず、葬儀帰りの式服を急いで着替え、地域事務所へ行きましたが、前述のとおり個人情報を理由に教えてもらえませんでしたが、漏れ聞いた忙しく対応する職員の会話の中に、どうやら人間牧場のすぐ近くの畑中さんという人の家の倉庫が火元という確証をつかみました。昨日は寒波襲来でかなり強い北西の風が吹いていたので、近所の人家への類焼を心配しましたが、昨日休みだった今朝の5面社会面の愛媛新聞の事件・事故欄によると、「伊予市で倉庫と倉が全焼、11日午後2時半ごろ、伊予市双海町串の木造一部2階建て倉庫と木造2階建て倉=同所、農業畑中さん(61)所有=計120平方メートルを全焼した。伊予署によると、倉庫と蔵には農機具や使わなくなった日用品などがあった」と書かれていました。

 年末押し迫った師走の火事は、火事が起こった人にとってはとてもつらい出来事です。その夫婦を知っているだけにいたたまれないような気持ちになりました。これから年末にかけて火を使うことが多いので、お互い気を付けなければなりません。異常乾燥注意報や強風波浪注意報がでるこの時期はなおさらのことです。先日公民館祭りの折、消防署の人たちが消火器の使用訓練をしてくれました。私も妻も参加しましたが、その時は「消火器の点検もしておこう」と妻と二人で話し合ったこともすっかり忘れていました。今日は思いを新たにして忘れないうちに消火器の点検をしておこうと思っています。

  「有線で 火災発生 池久保と 放送ありて もしやもしやと」

  「消防署 電話をしたが プライバシー 個人情報 たてに取られて」

  「一ヶ月 前に消火器 訓練を 受けた時には 消火器大事と」

  「物忘れ ひどい夫婦にゃ 味噌やいと 効き目もなしで 今頃思う」

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