〇一斉にこちらを向いて咲くスミレの花
わが家の玄関先には幾つかのプランターに植えられた花が置かれています。全て植え替えから水やりなどの手入れは、花好きな妻がやっていますが、春は夏花、秋は冬花を植えるため、頼まれてプランターの土替えを手伝っています。今年も晩秋の頃20ほどのプランターを一輪車で運び、花柄や雑草を取った後、庭の隅のコンクリート土間にうつし、苦土石灰や牛糞、新しい土などを加えてスコップで何度も切り返して混ぜ合わせ、空いたプランターに入れました。
その後妻が園芸店で買ってきた花の苗を植えて、妻の指図通りの場所へ置きましたが、この時期になってシクラメンやスミレが活着し、可憐な花を咲かせ始めました。夏の花のように四方に広がる旺盛さや豪華さはありませんが、寒さにも負けず凛として咲く花は愛らしく、殺風景な冬の庭に彩を添えてくれています。昨日何気なく咲いているスミレの花を見ると、まるで人間の顔のようにも見え、一斉にこちらを向いて笑っているようで思わずハッとし、タブレット内臓のカメラで一枚写しました。
毎年のことながら、師走のこの時期になると厳春の準備として、空いたプランターに葉ボタンを植えます。最近は懇意にしている伊予市の水口種苗店さんから、プランターに植えた葉ボタンをいただくので手間が省けますが、クリスマスに似合うシクラメンに続いて、間もなく植えているサクラソウも蕾を開けることでしょう。花は暮らしに彩を添えてくれます。若い頃海外派遣の研修生を引率して行った、世界一の花の街ニュージーランド・クライストチャーチの、花で飾った庭の思い出が思い出される今日この頃です。
「近頃は 妻に頼まれ プランター 土入れ替えは 少し加勢を」
「冬の花 派手さはないが 凛として 殺風景な 庭をそれなり」
「お揃いで こちを向いて 咲くスミレ まるで人面 何か言いたげ」
「若い頃 海外派遣 引率し 行った外国 花に囲まれ」