〇暑中見舞いから残暑見舞いへ
私たちの日常の暮らしと旧暦暦には多少のズレがあります。まだまだ暑い夏の盛りだというのに、昨日8月7日は早くも立秋でした。交通標語ですっかり有名になった、「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」も納得する言葉ですが、早くもデパートでは秋物商戦真っ只中のようです。
昨日は台風5号が去った後に、今まで余り見なかったのにどこに隠れていたのか、アキアカネというトンボが沢山飛んで、トンボ=秋を連想させてくれました。近所に住む若者がそのトンボを、スマートフォンのカメラで撮るのだと、汗だくで追っていましたが、目に見えるようにはトンボの姿が撮れないと嘆いていました。
今朝いつものように3枚のハガキを書きました。前日までは「暑中お見舞い申し上げます」でしたが、今日からは「残暑お見舞い申し上げます」に替えて書きましたが、これが四季の国日本の良さかも知れないと思いながら、書斎の窓辺に作ったグリーンカーテンに咲く朝顔の花を見ました。
晴れていれば殆ど毎日のように見える夕日夕焼けも、北原白秋の歌では秋の風情のようです。毎日約1分ずつ日の出が遅く夕日が早くなる自然現象を、今朝も感じながらウォーキングを楽しみました。早くも夜の草むらからはか細いながら秋の虫の鳴き声が聞こえていました。
「立秋が 過ぎて早くも 暑中から 残暑お見舞い あいさつ変更」
「台風が 去った田圃に アキアカネ 沢山飛んで 立秋演出」
「早いねえ 暦の上では 早立秋 夕日夕焼け 秋の風情が」
「やけっぱち なくセミの声 聴きながら 今日も暑いと 少しため息」