人間牧場

〇ふるさと体験塾底引き網体験航海(その2)

 陸地から約5キロ、水深27mの海に網を入れて引くこと約1時間半、いよいよ待望の網揚げです。上灘の漁船は巻き揚げ機などの設備が整っていて、殆どの漁船は一人乗りです。ゆえに網入れから編み揚げまで一人が何役もこなします。ワイヤー、ロープ魚網の順に巻き揚げると、沢山のアジが魚網に刺して上がってきました。

沢山の魚が獲れました

私も子どもたちもみんなでアジをはずしましたが、新鮮なアジが発泡スチロールトロ箱に5箱も獲れました。袋網には今が旬で脂が乗り切っているスズキや真っ赤で大きな鯛も入っていて、それまで船酔い気味だった子どもたちから驚きの歓声があがりました。船の活け間に魚を泳がせ、残った魚を選別しながら港へ帰りました。

海鮮丼に舌鼓

 漁村センター2階の調理室では陸組みのスタッフが既に料理を準備していて、早速少し早い昼食会となりました。昨日は鯛の刺身と薬味を熱々のご飯の上にたっぷり乗せ、出し汁をかけた海鮮丼と鱧の吸い物、ポテトサラダ、アラ炊きとかなり贅沢なメニューでしたが、子どもたちもスタッフも、みんな満足の手合いでした。

 子どもたちが食事の後片付けや感想文を書いている間に、料理担当をお願いしていた中尾さんにお願して、鯛やスズキの鱗を取り、頭や内蔵を取り2枚におろしてもらいました。中尾さんの腕前の良さと早業に感心しましたが、鯛15匹、スズキ10匹を氷詰めにして、子どもたちのお土産に持ち帰らせました。子どもたちはさも自分が獲った獲物のように大いに自慢し、昨晩は家族で味わったことでしょう。

  「10年で 今年が一番 大漁と みんな胸張り 満足しきり」

  「贅沢な 海鮮丼に 舌鼓 破顔一笑 お替り続出」

  「新鮮な 鯛やスズキの 美味いこと こんな幸せ 味わう喜び」

  「お土産に 鯛やスズキを それぞれに 貰って自慢 昨晩あたり」

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