〇春ですね~
わが家の庭先には、裏山から年中絶えることなく清水が流れ出ています。大きなコンクリートの水槽に溜めて生活用水や農業用に使っていますが、流れ出る水が綺麗なため、沢カニが住み着いています。沢カニは水ぬるむこの時期になると、多分冬の間冬眠しているのでしょうが、どこからともなく現れ、水場付近をウロチョロするようになるのです。
春になると、裏山には色とりどりの野の花が咲き始めます。野イチゴの花も派手さはないものの、白い可憐な花を咲かせています。多分5月の終りころになると、この花が真っ赤な野イチゴとなるのです。子どものころは食べるものとて余りなかったこともあって、野イチゴの在り処を白い花で予約までして、楽しみにその日が来るのを待ちました。
昨日雨傘を差し、長靴を履いて山歩きをしていたら、近所に住む顔見知りの人が、オニグイの新芽を採りに山に入っていたようで、10個ほどお裾分けをいただきました。間もなくイタドリの新芽も顔を覗かせます。この人は毎年イタドリの新芽を軽く茹でて、油炒めして食べて楽しんでいるので、私も今年は見習ってやってみようと思っています。ああ野も山も春ですね。
「水場にて 沢カニ見つけ 座り込み まざまざ見つめ 写真にパチリ」
「沢カニは 冬の間は どこにいた? 春が来たよと ウロチョロ告げる」
「野イチゴの 白い可憐な 花見つけ 真っ赤なイチゴ 連想しつつ」
「今年は イタドリ新芽 山菜に 料理習って 楽しみたいと」
藤崎さん
私もあなたの意見と同じように、植物の一生を感じています。植物は人間の営みの源なので、大切に育て、大いに健康に貢献して欲しいと願っています。
我が家でも野菜が春なので活発化し始めました。「青春というか野菜が子孫を残すために活発化する」と私は思います。それは全部の野菜に該当するものではありませんが、野菜の花が咲き、種を作る行為を始めます。弱っていた、成長が遅い野菜でさえ花が咲かせ、種を作ろうとします。毎年そのような光景を眺める度に人間以外の全ての生物の神秘さを感じます。