人間牧場

〇親友菊地邦求さんが亡くなって早6年が経ちました

 私は若い頃青年団活動をしていました。ゆえにその頃の知人友人も何人かいますが、半世紀50年も前のことなので、音信が途絶えたり既に亡くなっている人も多く、自分の加齢による記憶の曖昧さも手伝って、思い出は遠くなりにけりってところです。それでもあの頃、西宇和郡連合青年団長だった現伊方町三崎の塩崎満雄さんとは、その後共に地域づくり活動をしたお陰で、今も兄弟のような付き合いをしています。

 もう一人同じく兄弟のような付き合いをしていた菊地邦求さんがいましたが、6年前不慮の事故で亡くなりました。現大洲市長浜町豊茂出身の菊地邦求さんは、私が伊予郡連合青年団長になると、同じように喜多郡連合青年団長となり、私が転職して双海町役場に入ると菊地さんも長浜町役場に、私がNHK青年の主張の県代表になると菊地さんも県代表になるなど、まるで私と生き写しのような人生を経てきました。

 忘れもしませんが、菊地さんは今から6年前の2011年12月20日に裏の畑を耕していた時、耕運機の下敷きになって天国へ旅立ちました。私の元へ友人から彼の訃報が届いたのは、大分県大山町響の郷へ講演に出かけた帰り道のフェリーの中でした。12月24日の告別式には親友を代表して弔辞を手向けたりしましたが、早いものであれから6年があっという間に過ぎました。

別格霊場金山出石寺

 昨日奇しくも昨年末の同じ頃に葬儀をした八幡浜の義兄の新彼岸見舞いに、妻と2人で出かける途中、長浜豊茂の菊地さんの家を訪ねようと相談し、何の前触れもなく訪問しました。あいにく奥さんは留守でしたが、運よく顔見知りの93歳になるお母さんが在宅で、短い時間ではありましたが、思い出話に花を咲かせました。長浜町豊茂は、名刹金山出石寺の麓にあるので、出石寺にお参りをして日土を経由して八幡浜へ向いました。

  「親友が 6年前に 亡くなりて 時の流れの 早さ驚く」

  「今ごろは あの世のどこに いるのやら 何年か先 先輩面して」

  「何年か ぶり友人の 家訪ね 老いた母親 思い出話」

  「あれやこれ 思い出話 する度に 懐かしい日々 昨日のように」   

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